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Weekly FE名古屋2021-22 #1

 今季はどんな形でnoteを更新していこうかな…と考えていたんですが、特にいい案も思いつかなかったので、とりあえず週に1回更新することだけをマイルールとしてやってみようと思います。
 内容はその週の試合の感想だったり、特定のプレーをピックアップしてみたり、はたまた試合以外の部分を取り上げてみたりと自由な感じでいこうかなと。気分によっては週1回更新のマイルールすらも方針変更するかもしれませんが、よろしくお付き合いください。

今週のTopics

① 越谷にリベンジ成功、REBORNした一面と変わらない一面
② 運営もREBORN、でもまだまだこれから
③ 大きな波乱はなかったB2開幕節、ライバルたちの様子は?

越谷にリベンジ成功、REBORNした一面と変わらない一面

 FE名古屋の開幕節は、昨季のプレーオフで対戦して惜敗した越谷アルファーズとのリベンジマッチでした。今オフにはFE名古屋から松山駿とソウシェリフの2人が越谷に移籍したこともあって、お互い絶対に負けたくない試合。両日とも双方簡単には譲らないバチバチの戦いとなりましたが、結果はFE名古屋の2連勝と、地区優勝を争うライバルを相手に幸先の良い船出となりました。

 『REBORN』をスローガンに掲げた今季、FE名古屋は選手の多くを入れ替えましたが、この2試合では、それによって変化した一面とそれでも変わらない一面とがそれぞれ見られたように思います。

 大きく変化した部分としては、3Pの試投数の増加があげられます。Bリーグになってからの5シーズン、FE名古屋の1試合あたりの3Pの試投数は1年目の平均22.5本が最大でした。ちなみに昨季は平均18.5本。それがこの2試合では平均34.0本。まだまだサンプル数は少ないですが、無視できない差であることは間違いないありません。昨季B2の3P王である相馬卓弥や理不尽大王こと石川海斗をはじめ、3Pを得意とする選手を多く揃えた影響がすでに現れていると思います。
 また、主力選手の出場時間が上手くシェアされていたことも変化の1つです。ほとんどは大型補強の賜物だと思いますが、その中でも昨季から所属している若手の林瑛司がいい活躍を見せるなど、ベンチプレーヤーの底上げも見られました。今節は出場機会がありませんでしたが、同じ若手の会田太朗もプレシーズンマッチではいいプレーを見せていましたし、同じく出場機会のなかった我らがキャプテン宮崎恭行の得点力は皆が知るところなので、長いシーズンを健康体で乗り切るためにもこの調子でタイムシェアをしていってほしいと思います。

相馬卓弥(じゅんじゅんさん)

(写真提供:じゅんじゅんさん(@junjun_d780))

 変わらない部分としては、FE名古屋お馴染みの胃が痛くなる試合展開でしょう。第1戦は第3Q終盤に最大17点差を付けるも、見る見るうちにリードを溶かして一時は1点差に。続く第2戦では外国籍選手2人を欠く越谷にワンポゼッション差で、あわや敗戦というところまで追い詰められました。メンバーが大きく変わってもコーチングスタッフが増えても改善されないということは、もうホーム枇杷島スポーツセンターが風水的に最悪としか思えませんね。ということで新しいアリーナはよ。もしくはFE名古屋公式胃薬をお願いします。

野﨑零也(まさとさん)

(写真提供:Masatoさん(@Matatotan))

 一方で、ポジティブな意味で変わらない部分もありました。メンバーが大きく変わったにもかかわらず、昨季中に築き上げたディフェンスのローテーションは健在で、動けるタイプの外国籍選手たちに代わったことでむしろ昨季より向上していたと思います。特にランダル、ジョーンズ、ルークの3人が並ぶラインナップでは、ほぼすべてのスクリーンに対してスイッチ(お互いのマークマンを入れ替えること)で守ることができるため、ローテーションが非常にスムーズだったと思います。自らを「ディフェンスのチーム」と評する川辺泰三HCの下、さらに洗練させていってほしいですね。

運営もREBORN、でもまだまだこれから

 今節は、運営面でもいろいろな変化が見られました(といっても僕はバスケットライブ組だったので主にSNS情報ですが)。

 例えば会場内外の装飾。昨季までは、会場を外から見てもちょっとキッチンカーが出ているくらいで、「何かやってる感」は皆無でした。会場の中についても、演出こそなかなか素晴らしいものがありましたが、装飾という点では正直イマイチ。それが、今季は会場入口に向かう階段に大きなゲートが設置され、FEgirlsも会場入口の外までお出迎えに来てくれていました(あとなんか赤い鳥も)。直接見ていないので遠くから見たときの印象はわかりませんが、隣接する大通りから見て少しでも「何かやってる感」が出ていればいいなあ、と思います。この辺りは現地参戦するときに確認したいな。
 また、会場内については、1階席にひな壇が設置されたことで見やすさも見栄えもアップ。その後ろにのぼりが立っていたのも良かったですね。コート装飾については昨季(一昨季?)から実施されていますが、コストの関係なのか開幕戦など目立つ試合だけやっていつの間にか消えていたので、今季はシーズン通してやって欲しいです。あれテンション上がりますよね。あと地味な部分ですが、チケット売場や再入場口の導線が改善されたのもよい変更点だと思います。

入場ゲート(mameさん)

(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

お出迎え(愛さん)

(写真提供:愛さん(@aifl314))

 ただし課題もまだまだたくさんという印象を受けました。SNSでは座席からの見え方に対する不満の声もありましたし、グッズ売場や飲食店の混雑に対する不満の声もありました。繰り返しになりますが、今季は選手が多く入れ替わったため、選手についてきてFE名古屋を応援してくれるブースターの方もたくさんいると思います。そうした方たちによる、今までのFE名古屋に慣れ親しんだ人たちにはない目線での意見を上手にすくい上げてより良い会場づくりにつなげていってくれるといいですね。

大きな波乱はなかったB2開幕節、ライバルたちの様子は?

 ここからはFE名古屋以外の話題、他のB2チームの結果についてです。
 個人的には大きな驚きはありませんでしたが、強いてあげるとすれば、西宮と熊本による今季の西地区の行方を占う直接対決で熊本が連勝したことが意外でした。選手の入れ替えの少なさやコーチ陣の継投という点で、現時点でのチームの完成度でいえば西宮有利かなと思っていたので、1勝1敗程度に落ち着くと予想していました。とはいえ両日とも接戦でしたし、西宮はまだ中西良太を生かし切れているとは言えない雰囲気を感じたので、これからですね。あ、川村卓也とジョーダン・ハミルトンは早くB1に帰ってください。

 あと気になったのは1勝1敗となった仙台vs福島。といっても、FE名古屋の次の相手が福島だからなんですが。
 福島はジェイソン・ウォッシュバーンが加入したことでハーフコートオフェンスの狙いどころが確立されて精度が上がっている感じでした。B1から戻ってきた水野幹太とのコンビはすごくいいですね。ってか単純に水野幹太がすごくいいです。ただ、なまじ狙いどころが生まれただけに、昨季までの持ち味だった「誰でもいつでも仕掛けてくる積極果敢なオフェンス」がなくなってしまってちょっとどうなのかな、と思う部分もありました。といっても、外国籍3人もよく走るしアーリーオフェンスは相変わらず脅威なんですけど。それにこの試合に関しては、168cmの渡辺翔太と171cmの神里和という2人のスモールガードに対して水野幹太や長谷川智伸など福島のガード陣が積極的にポストプレーを仕掛けていたので、その影響で試合のペースが落ちていただけかもしれません。
 ちなみに仙台側はというと、第1戦はオフェンスであまりやりたいことがよくわからなかった印象でした。それで負けて開き直ったのか、第2戦ではバーレルやメインセ、後は田中成也などの個の力でシンプルに仕掛けたのが勝利につながったのかなと思います。負けた第1戦も勝った第2戦も福島側の得点はほぼ同じなので、仙台側のオフェンスの差だと思うんですよね。高さのある福島のウォッシュバーンですがポストディフェンスはあまり上手に見えず、バーレルが楽に得点していましたし、後半は福島側がそこのヘルプに気を取られた隙に神里や田中が3Pを決めて差を広げていました。
 開幕戦こそバッツがいたのであまりポストプレーを仕掛けなかったFE名古屋ですが、福島戦はブライアン・クウェリのポストプレーというのも選択肢の一つとしてもいいかもしれません。そこから相馬や石川、ジョーンズの3Pなんて気持ちいいですね。

ブライアン・クウェリ(ばんばんさん)

(写真提供:ばんばんさん(@banno_sports))

終わり

 ということで、B2開幕節のFE名古屋まわりのトピックスでした。以降もこんな感じで思ったことをつらつらと好きなように書いていけたらと思います。
 それでは、今季もどうぞよろしくお願いいたします。早く会場で皆さんにお会いしたいです。(それ以上に早くFEgirlsに会いたいと思ってるのは内緒)

FEgirls(じゅんじゅんさん)

(写真提供:じゅんじゅんさん(@junjun_d780))

PS.今季は諸般の事情によりあまり会場に足を運べなさそうなのですが、会場で撮った写真を使ってもいいよと言ってくださる方がいらっしゃいましたらぜひよろしくお願いします。

今節のハイライト

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