FE名古屋の3人目の外国籍選手の展望(前編)

12月半ばの試合でベンジャミン・ローソンが負傷して以降、外国籍選手1人(+帰化選手1人)での戦いを強いられているFE名古屋。当初ローソンは6週間程度の離脱と発表がありましたが、その後の検査で思ったよりも状態がよろしくないことが判明して故障者リストに登録され、アメリカに渡って手術を受けることになりました。
そうなると気になるのが3人目の外国籍選手をどうするのかという問題です。このnoteでは、その辺りの私見をまとめていきます。

当初の展望

おそらく、ローソンが怪我してすぐの段階ではチームは3人目の外国籍選手を補強しない方向で進んでいたと思います。
FE名古屋は帰化選手(ソウ・シェリフ)を抱えているチームであり、ローソンの離脱は大きな痛手であるとはいえ、それだけで他のチームに全く歯が立たなくなるチームではありません。ソウや坂本、高村といったインサイドの選手たちの成長&奮起に期待しつつ6週間を乗り切るのも悪い手ではありませんでした。
むしろ、ローソン離脱の間に出場機会を得た選手たちがそれぞれに成長した上で6週間後にローソンを迎え入れることができれば、チーム力はさらに高まると考える向きすらあったと思います。

再検査の結果を受けて

しかし先述したように、再検査の結果ローソンの離脱は6週間では済まないことが明らかになりました。そうなるとどうしても状況は変わってきます。
ローソン離脱以降、他のインサイドの選手たちはそれまで以上のプレーを見せてくれています。特に坂本は中の人が変わったのではないかというくらいで、相手の外国籍選手にも物怖じせずダイブからシュートを決めたり外国籍選手をブロックしたりという大活躍です。また、コーチも今のメンバーでできることを模索し、勝利の可能性を最大限高めるように努力していることも感じます。
(その辺りは、以下のNackyさんのnoteで解説されているのでぜひご覧ください)

それでも、信州や仙台といったB2優勝を目指すチームに勝利するには至らず、ローソン離脱以降は2勝5敗という成績に沈んでいるのが現状です。
繰り返しになりますが、選手やコーチはいま自分たちにできることを精一杯やっています。もちろんそれでもまだ伸び代はあると思いますが、だからといってそれに過度な期待をして、プレーオフスポットの確保、果てはB2優勝も可能と考えるのは些か楽観的に過ぎると思います。
このような状況の下、チームのフロントは、3人目の外国籍選手について今まさに決断を迫られているところだと思います。

前置きが長くなりましたので、この辺りで一旦切って前編としたいと思います。後編では具体的なプランを考察していくつもりですが、それと前後してチームから何らかの発表があるかもしれません。そのときは暖かい目で見守ってください。

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