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#3【外部受験体験記】ことの始まり

高校からは、○○やることにした

中学3年生の娘は、プロ選手になりたい子が集まるような、いわゆる本気のサッカークラブに所属している。
小学校6年生の時にセレクションを受け、合格して入ったクラブである。

サッカーは、娘が小2の時から一生懸命取り組んできた大好きなスポーツ。
そして娘にはもう1つ、幼いころから続けているスポーツがある。

中学に進学するときに、どちらをこの先本気で続けたいかを決めたタイミングがあった。
娘は涙を流しながら悩みに悩み、サッカーを選んだ。
この時、
「まずは中学3年間、選んだ方を真剣に頑張ってみよう。その先どうしたいかは、また決めるタイミングが来るよ。」
という話もしていた。

時はあっという間に過ぎ、サッカー漬けの充実した、忙しすぎる日々を過ごして迎えた中3の春。

「高校からは、サッカーやめて○○をやりたい。」

なるほど。そうきたか。
母としては、予想の範囲内。
賛成も反対もしない。
本人が本気なことさえわかれば、全力で応援するのみ。

ただ1つ、とても大きな心配事があった。
高校受験、だ。

高校から○○をやるためには、今の私立校に在籍している状態では難しい。
高校で部活があるような競技ではないため、学外での活動となる。
その学外活動を満足にするためには、土日をフル活用する必要がある。
土曜日に授業のある私立校では、両立が成立しないのだ。

土曜日に授業のない高校への転校=外部受験。

できるのか?

サッカー生活は、まだまだ続く。
全国大会への出場が決まれば、中3の12月いっぱいまでは勉強どころではない。
塾にも通っていない。週5でサッカーしながら通える塾など、一つも知らない。
そもそも高校受験の仕組みを何も知らない。

できるのか?

娘は「○○のためなら受験も頑張るよ」と簡単に言うが、そのためにどうしたらいいのか、何もわかっていないのは一緒。

ただ、○○をやりたい、という気持ちが固まっていることはよくわかった。
母にできること。とにかくまずは調べてみるところから始めよう。
現実的なことを言っているのか、知る必要がある。

こうして少しずつ、母は外部受験について考え始めるようになった。

これを「娘、中三春の乱」と呼ぶ


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