こどもとのかかわり(マルシェ編)
「マルシェで自分で作ったケーキを売りたい。許可とか必要?」
そう言われて、ただブーケ売るの飽きたのかと思ったら違った。
料理人になりたいそうだ。
マルシェで自分で調理したものを販売するには何の許可が必要か。
どうやったら許可が取れるか。
どのくらいかかるのか。
子供でもできるか。
私の知識で適当に答えるわけにはいかない。。
二人でネットで調べてみた。
中学生で自分の店を持つパティシエがどこかで紹介されてたことを思い出して伝えたら、とても嬉しそうだった。
「将来の夢はできた?」
小学校高学年にもなると当たり前のように周囲の大人たちから聞かれる。
そしてほとんどの子は(無自覚に)大人たちにわかりやすい答えを用意している。
だからかな、この子に「料理人になりたい」とはっきりと言われた時に本当に嬉しかったのは。
日本の教育を受けてこれができるのだからまだまだ捨てたもんじゃないのかもしれない、日本も。
そしてセンスの差を思い知らされる。
同じような構図で撮ったつもりだったのに、背景のセンスからして圧倒的に負けている。(別に競ってたわけではないが)
大人(私)はどうしても子供を撮ることに気を取られてしまう。
どうしたら子供の表情を写真にのこせるか
この子の保護者がどんな写真を求めているか、、
だれかのことを考えて撮っていた(と気づいた)
この子は「今」目の前にあるもの「今」感じたことをそのまま写真に収める。
別に後から見返そうとか、思ってないのかもしれない。
ただ感じたから、撮りたいと思ったから撮る。
別にこどもだからこう、大人だからこれができないわけではない。
私はいつのまにか「自分の気持ち」と「相手の気持ち」の境界が分からなくなることがある。それには、これまで過ごしてきた環境や過去と現在、自分の周りにいる人の影響が大きいのだと思う。
社会にでて、自分を受け入れてくれる人にたくさん出会えて少しずつだが本音で人と向かい合えるようになってきた。
ただ目の前のことに全力で、自分の気持ちに正直に進む。これを実践する時間を増やす。
こども、大人、年齢も立場も住んでる場所も関係なくみんなが目の前のことに全力で、自分の気持ちに正直に進みつづけられる社会であってほしいな。
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