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どうしたの?の破壊力


以前書いたnoteの冒頭でおかえりモネの良さを書きたいと言ったが良いシーンがありすぎて毎朝(出勤の日は録画なので夜)Twitterで検索しては皆さんの考察や感想をみては、わかる〜わかるわ〜!あれはそういう意味だったか!そういう解釈もあるな!となって終わっていた。


私のこのnoteに連携させているアカウントはモネ垢ではないので騒ぎ立てるのも良くないよな…と思い、Twitterでもモネのことは2度しか呟いたことがない。



のだが、今日、第16週金曜日のラストをみて感情が溢れ出してしまったのでこういうときのnoteだと思い大急ぎで書いている。(在宅勤務の昼休み中)


本当は今までの回のことも含めて書きたいことは山ほどあるし、自己紹介にも書いた通りキンプリ担の私はれぇんが演じるりょーちんのことも書きたくて仕方がない。
なんなら昨日まで心が苦しくて苦しくてどうにかなりそうだった。今のモネの芯の強さや優しさがあるのなら叶わないし同情でしかないとわかっていたけれど、いっそりょーモネエンドもありなんじゃないかとまで思ってしまった。菅波先生ごめんなさい。


けれど今日はひとまずこのラストについて…!


おかえりモネを初回からみてきた視聴者からしたら5月から約4ヶ月、ドラマの世界では約3年、モネと菅波先生を見守ってきたことになる。

初めて菅波先生をみたときにまさかこの2人がこうなるなんて思いもしなかったし、その時はりょーちんとくっつくのかな、それとも途中で出会う誰か?なんて思っていた。

それくらい、菅波先生は他人に対して干渉しないような、荷物持ちましょうか?なんていう気遣いのかけらもみせないような、少し冷たく感じる変わった人にみえた。
それも過去のことがあったからで、モネや登米の人たちとかかわっていくうちに、菅波先生は変わったとおもう。

今日のラストでは、モネにこんな言葉をかけるまでに変わった。

あなたがずっと抱えてきたことを、僕が正確に理解して受け止められるとは思えない。ただ登米に行ってあなたに会って僕は少し変わったと思っています。いまなら少しは受け止められる。いや、受け止めたい。


その変わっていく過程も、あ、今菅波先生の心のわだかまりが少し解けたのかな、とわかるような表情や言葉遣い、行動の変化からみてとれたし、坂口健太郎さんはつくづくすごい役者さんだな、と思う。


モネは口数がかなり少ないけれど、
その分清原果耶さんの目線や表情の些細な変化でモネの感情がよくわかる。(というよりこのドラマの演者の皆さんはみんなこの点がうまいと思う、素人意見だけれども)

目の前からいなくなるのが嫌だと言ったあの瞬間のモネの表情は、登米に行くことも応援したいことも、頭ではよく分かってるけれど、それよりもあなたのことが好きという気持ちが理屈をこえて大きくなってしまったんだという葛藤がよく伝わってきた。


モネが胸の内を明かした時、
絶対に今までの菅波先生なら「どうしましたか?」と言っていたのに「どうしたの?」……………どうしたの?????あの瞬間は坂口健太郎でしたよね?大したことない5文字かもしれないけれど破壊力がえげつなかった。
永浦さんじゃなくあなた呼びが増えた時も、
電話越しのん?やたまに混ぜてくるタメ口も、
WEの皆さんにモネのことを聞かれてデレデレしてるところも、
菅波…やりよるな…という場面はたくさんあったけど今日のどうしたの?は過去一番のやりよるな、だった。

この方のおっしゃる通り、
この瞬間にこの2人の関係性がさらに一歩進んだんだなということがよくわかった。すごいドラマだと思う。好きとか、付き合ってとか、そういう言葉を一回も発していないのに、見守ってきた視聴者にはわかる変化だった。


そもそも、今まで蕎麦屋に誘うにも洗濯が終わるまでと理由をつけていたのに、あなたに会いにきた、と初めて他の理由をつけずにモネに会いにくるなんて、その時点で胸がギュウウゥンとなったのに…

どうしたの?からのハグなんて、しかも一度手を離そうとしたモネをグッと引き寄せてなんて。

今までモネにどうしても触れられなかった、手当をしてあげたくてもできなかった菅波先生が、それを通り越してハグなんて。

先週の金曜日、今週の予告をみたときに、これはようやく2人の気持ちが通じ合うんだな、と予想してたけど、
カタツムリ並みのスローペースで気持ちを育んできた2人のことだから手に触れるだけでも大きなステップでこれ以上のことが今日起こるなんて思わなかったから
突然の出来事で心臓に負荷が…

あなたの痛みは僕にはわかりません。でも、わかりたいと思っています。


人の痛みに寄り添うことから逃げてきた、過去の経験から寄り添うことができなかった、そんな菅波先生が、
人に自分の痛みを言うことができなかったモネに対してかける言葉がこれなのかと考えたら、それはもう
大好きよりも愛してるよりも、もっともっと強い愛を表してるよな、と泣けてしまった。


そしてまさにこの方のおっしゃる通りなのだけど、
ただのハグじゃなくて、1人悩み苦しんでいたモネを救う意味のあるハグだったと思う。


なにはともあれ、やっとモネと菅波先生が通じ合ったのだから赤飯を炊きましょう。おめでとう、菅モネ!


これは我が家のサメ🦈🦈🦈


ヘッダーの画像はオープニングの布をデザインしたYUKI FUJISAWAさんのHPより。


21.09.03 ぴぃ

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