認定制度で覚えること
認定制度で覚えることの最後は認定を取得するメリットです。
この制度は管理組合にとって目に見えるようなメリットが少ない制度ですが、実は利用価値が高いメリットが幾つかあります。
1、管理組合員の安心感
国(自治体)から自分たちのマンションの管理は適正だと認められること住んでいる組合員、家族にも大きな安心感を与えることになります。
2、市場不動産価値の目減りを減らせる
築年数が経つにつれ、不動産価値は徐々に低下します。
購入する側は建物の状態を気にしますが、マンションの価値は管理状況が大きく影響します。
今回の制度はそのことを不動産市場に広めたことであり、同時に認定を取得しているマンションは、築年数に関わらず適正な管理が行われており、将来も適正な管理が可能なマンションと評価されます。
3、中古市場としてフラット35の金利優遇がある。
区分所有者が自身の物件を売却する時、認定マンションではフラット35の金利優遇が受けられます。
4、認定すまい・る債の優遇金利
2023年の「認定すまい・る債」は発売予定金額を大幅に上回りました。
2023年の金利は0.525%です。
5、マンション共用部分リフォーム融資の金利優遇
組合が大規模修繕工事を行う時に住宅支援機構から融資を受ける際に認定取得マンションは融資金利を年0.2%引き下げます。
6、長寿命化促進税制
認定マンションが大規模修繕工事を行った時、1年間、建物の固定資産税の減額を受けることが出来る制度です。
色々な条件はありますが、組合員にとっては大きな恩恵です。
以上6点を覚えておけば試験は対応できます。
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