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#2マンションの外壁の知識-吹付タイル

分譲マンションに限りませんがビルは街中にたくさんあります。
何気なく見ている建物の外壁についてマンション管理士、管理業務主任者の資格取得のために必要な知識を身につけましょう。
最近のマンションを見て気づくことはありませんか。
タイルの外壁が多くなっていることです。
一昔前は光沢のあるつるつるの吹付塗装(吹付タイル)が多く採用されていました。このことを頭に入れてください。
フィールドに出れば簡単に確認できます。

吹付タイルにタイルは使わない

名前は吹付タイルですが私たちが「タイル」と認識する四角の陶磁器を貼り付ける工法ではありません。
分かりにくいかもそれませんが吹付タイルは塗料を何度も吹付けて防水層を作る多層吹付工法です。
特徴は表面に凹凸があり、触るとつるつるした感触です。
ボンタイル仕上げとも言われますがこれは覚える必要はありません。
皆さんが建物の外壁を触ると仕上方法がわかるはずです。

吹付けタイル工法の表面

何で凹凸があるのか不思議ですよね。
これはわざと凹凸を付けています。この作業を玉吹きと言うのですがこれも覚える必要はありません。
見た目の美しさと耐久性の向上のためです。
個人的には美しいかはわかりません。

厄介なことに吹付タイルは表面を押さえると平らにすることもできます。
見た目の違いで別な種類と思われるかもしれませんが仕上が違うだけで吹付タイルであることには違いがありません。

凹凸を無くした吹付タイル工法

このように吹付タイル工法は見た目ではわかりにきですが、触るとつるつるしている共通点があります。

マンション管理士の試験には吹付タイル工法の細かな種類が問われた過去問があります。
スタッコとリシンです。
次回はスタッコとリシンについて説明します。


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