21エモンを観た
アマプラで21エモン(91.92年版)を観て、一気に完走しました。ネタバレする感想文です。
小さい頃に「春一番!アニメ祭り」みたいな番組をビデオで観てて、なんかスタイリッシュな歌と映像のアニメだな…お兄さん向けだろうな…と思った記憶だけあった。
登場人物がみんないい人で(ゴンスケもそれはそれで)その中でも特に主人公の
エモン君、超いい奴!
最初は、
なんだこの血気盛んな小目は…!
と思ってたけど、やりたい事、守りたいものはブレないし、行動力はあるし、色々な価値観を寛容に受け入れてる。そして、全ての人が救われるには?を考えて、行動を起こしてる(家に金塊を残していくとか、資源豊かな星を見つけやすいように、音楽をかけておく、とか)
ルナちゃんとの関係性もいいね、気づいてるようで気づいてない感じ。そして、ルナちゃんはあの時代に珍しいタイプのヒロインだな〜と思う。しっかりしてて、自立してて、商売の面になるとエモンくんに急にシビアなところがいい。お互いに依存しない関係で、子供だけどなんか大人だ。
肝心の主題歌はカットされていたのでYouTubeで見ましたが、すごいいい曲!アップテンポで、江戸っ子っぽくて、21エモンの世界観に合ってる。音源が欲しいけど、レア度が高そうですね。。
2021年式のスペースシップ用のエンジンを探すシーンを見て、現実は追いつかなかったな…と思ったり。
ガトミックさん(おじいさん)とは自分はおそらく同年代なんだろうな…と思ったり。
現実は小説よりも奇なり、だな(スカンレーさん)
でも、家でリモートで授業受けたり、画面越しに相手と会話できたり。ホテルの予約方法にネット予約があったり。少し当たってる部分もある。当時はそれこそネットも無かっただろうから、未来の生活を1からイメージするの、楽しかっただろうなぁ。
未来だけど、つづれ屋ファミリーは昭和気質。エモン君とモンガーは新しい価値観で生きてる感じがした。みんなひとりっ子だし、そのあたりはリアルだと思った。
それと、宇宙に飛び出すようになるあたりで、話のカラーがだいぶ変わったような気がした。いわゆるトラウマ回(夢オチの23話、ゼロ次元の31話、宗教的な33話が自分的に怖かった)は子どもの頃に見なくて良かった…。
立ち寄る星でさまざまな問題に直面するけど、それにきちんと向き合い、受け入れ、自分なりに改善に導く。
あれ、これって、大人の自分にとってもすごく必要なものだな。
最終回前になんだかんだで地球人も侵略者も幸せになれる方法をスピーディーに提示するエモン君、かっけえ!!ってなった。音楽が流れる演出も最高!!
外国のSFとは違った視点でSFを楽しめる。でも、ハリウッド版・21エモンも少しだけ見てみたいかも…!モンガーの毛並みがリアルそうだけど…!
マンガ版は顔と服装がだいぶ違うけど、もう、こっちのエモン君で見慣れてしまったなぁ。かっこいいからなぁ…今ならルナちゃんが惚れるのも分かるぞ。しょっちゅう目が片っぽびっくりした感じになるのも、珍しい表現で良いと思う。
2051年にきっとまた観よう。
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