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「マイクロストラテジー」とはなんなのか②

いやはや皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
カブトコインでございます。

のっけから、仮想通貨にまったく関係のない話題をひとつ。
ブラジルのスケートボード代表、ペドロ・キンタス選手。

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と似た服で、5年前にスケボーをやってましたよという、どうでも良いお話でした。

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しかし、スポーツ自体をやったことが無かったわけですが、40歳過ぎて挑戦したスケボーはメチャメチャ面白かったです。
(もう親子そろって辞めちゃってますが)

昨年から始めた仮想通貨や株式投資も、スケボーの時と同じくらいアツい気持ちになれるのですが、「痛い目を見ないと成長しない」というところは、意外な共通点でした(笑)。

リスクの後に、リワードがある訳ですなぁ。


前回のお話~

「マイクロストラテジーとはなんなのか①」として、「マイクロストラテジー社」の製品としての「マイクロストラテジー」の説明と、ビットコインに対する傾倒度合いにモヤモヤしてるよ、というお話でした。

今回は、投資した金額分だけ吐き出す「毒と愛」の「愛」の側をお話しします。

題して、「アクセル全開、踏めますか?」です。


アクセル全開、踏めますか?

マイクロストラテジー社の株価は、過去1年で443.32%も上昇しています。

また、今年2月のピークでは、1,200ドルを超えています。
(現在の2倍近く高かった訳ですね)

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ではこのヤマが、過去最高値かというと実はそうではなく、時はさかのぼること約20年前の「ITバブル」時代。


いろんなチャートのサービスによって、最高値の時期と価格がズレているのですが、「今よりずっと高かった」のと「長らく低迷してた」というのが読み取れます。

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そして長らく続いた株価の低迷を大逆転した方法が、前回も紹介したビットコインの大量購入。

20年分の低空飛行を、取り戻さんばかりの勢いとなりました。

この方針は加速して、今年の6月には追加で資金を調達し、1,100億円分のビットコインを購入したのでした。


「コケる」と「コケない」境はどこだ?

ここで全然違うお話を少々。
バイクレースのライディングスタイルの進化のお話。

昔は自然にカーブを曲がっていた訳ですが…。

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今や、肘を擦るところまで車体を傾けて曲がる訳ですね。

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凄まじいスピードで走り抜けるには、コケるかコケないかの境目ギリギリを攻めないと、勝ち抜くことは難しい訳です。


身近な金額に直してみると?

話を戻して、マイクロストラテジー社の売上高。
どのくらいアクセル全開で攻めてるかを、かなり雑な数字にしてみます。

雑に1ドル110円で計算した場合、毎年530~540億円前後。

そして、ビットコインの保有枚数は約10万5千枚で、2021年8月6日8時のレートで換算すると、約4,700億円。

再掲となりますが、今年6月にビットコインを追加購入するために調達した資金は1,100億円。

出てきた数字をすべて10,000で割って個人事業主レベルにしてみると、ムチャっぷりが見えてきます。


「年間の売上高が530~540万円なのに、新たに1,100万円のお金を集めてビットコインを買い増して、結果10.5BTC(4,700万円分)を保持している状態」となります。


一個人の生活に置き換えてみたら「家庭不和必至」です。
「コケるかコケないか」の前に、ピットインさせてもらえません。

周囲からも「そんな博打を売ってるんじゃないよ」、「本業にちゃんと投資しなさいよ」なんて言われかねないアンバランスさです。


アクセル全開、踏んでますか?

これらを踏まえてどう思ったのか。
投資した金額分だけ吐き出す「毒と愛」の「愛」の側。

「自分なら同じことが出来るのか?」と考えたら、思いついても多分出来ない。

20年来の株価低迷がある中で、仮に「ビットコインは素晴らしい仕組みだ!」と気づいたとしても、本業やリスクそっちのけで年間売上高の10倍近い資産を持とうとするだろうか。いや出来ない。

時々、人は「カフェを経営するのが夢なのです」、「あ~FIREできたらずっと遊べるのにな~」なんて思っても、それに向かってアクセル全開踏める人はごく一部だから、まず叶わないことが多い。


たしかに「投資」という観点で見た場合、1つの資産に全額掛けるのは、セオリーとして大間違い。

発行株式の時価総額がテスラ社の1/100なのに、テスラ社の倍もビットコインを保有してる。

でも、アクセル全開にして、コケるかコケないかの境目を攻めた結果、20年来の低迷を乗り越えている。

良いか悪いかまったくさておき、この「アクセル全開踏んでる姿勢」が、自分がマイクロストラテジーの株をガチホしている理由なのです。

信じた道を貫く様子、吉と出るか、凶と出るか。

応援枠としての投資なのです。
(ひょっこり2023年くらいに倒産するんじゃないかなとも思ってますがw)

~次回、「クリーンマイニングとはなんなのか」に乞うご期待~

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