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【ANAウイングス搭乗記・MBE→HND】CA受験のご参考になりますように
こんにちは!《CA.jp》編集担当スタッフです。
先日、ANAウイングス・オホーツク紋別空港→羽田空港便を利用しました。
おおよそ1時間50分のフライトでしたが、ANAウイングスならではの魅力をたっぷり感じることができました。
特にANAウイングスの客室乗務員を目指すみなさま、そうでなくても他社比較、これからANAウイングスのご利用を考えていらっしゃるみなさまの何かお役に立てればとの思いからnoteに掲載させていただきます。
航空会社:ANAウイングス
便名:ANA376 オホーツク紋別空港(MBE)→ 羽田空港(HND)
機材:B737-800(2クラス編成)
クラス:普通クラス
ターミナルから飛行機までは徒歩で移動します。空港を歩けるというのは飛行機好きにはたまりませんね。この親近感がオホーツク紋別空港の魅力の1つなのですね。
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ANAウイングスが保有している機材は、B737-800(標準座席数:166席)とDHC-8-400(標準座席数:74席)。今回お世話になった機材は、B737-800です。
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プレミアムクラスと普通席がある2クラス編成で、プレミアムクラスは満席のご様子。普通席は空席もちらほら。
お仕事なのかスーツを着た方や、観光で紋別を訪れていた方など客層はさまざまなようでした。ご家族連れが多いのかと予想していたのですが、案外ビジネス利用やお一人で乗られている方もいらっしゃいました。
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搭乗も順調に終わり、あっという間にドアが閉まり出発。
私は出発時に空港ターミナルが見たかったことと、運航中に窓からの景色を楽しみたかったので窓側の座席を予約しました。
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オホーツク紋別空港のみなさまが機体が見えなくなるまで全力で手を振ってくださいました。
手を降ってくださると「また会えますように!」との思いがいつも込み上げてきます。
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案の定、上空は雲がかかっており、揺れが長めに続いています。
するとアナウンスが。
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「座席前のシートポケットに吐袋が入っているので、ご気分が悪くなった際にはご利用ください」といった旨のアナウンスだったのですが、とても丁寧で優しいアナウンスでした。
・飛行機が雨雲の中を通過しているため少しの間、揺れること。
・吐袋は内側が防水加工されているので安心して使えること。
・吐袋の上部に切れ目が入っており破れば簡単に使用できること。
など、お客様が安心して過ごせる空間をアナウンスでも演出されておられました。
特に吐袋の使い方(切れ目が入っているのでそこを破けば使えること)まで説明してくださるアナウンスを聞いたのは、私は初めてだったので感動しました。
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私も客室乗務員時代に度々アナウンスを担当していましたが、正直よくも悪くもマニュアル通りのアナウンスだったと思います。
このような丁寧なアナウンスはできていなかったと反省しました。
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今回のフライトで、吐袋の説明についてのアナウンスがどこまでマニュアル化されているのかは存じていませんが、このアナウンスをご担当されている客室乗務員さんの声色も含めて、温かい人間味が伝わるアナウンスでした。
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揺れのためシートベルト着用サインが長く点灯していました。
すると、ベルト着用サインが消灯したらドリンクサービスを行う旨のアナウンスが。
どのようなお飲み物があるのか、全種類丁寧にお飲み物のご案内をしてくださいます。
アナウンスを聞いていると、ベルト着用サインが長く点灯していることに対する不安を払拭してくれるだけではなくて、この後「何飲もうかな〜」とワクワクしました。
このようにサービス前にお飲み物のご案内をしておくことで、お客様目線では「安心感+ワクワク気分」を感じることができます。
客室乗務員さんの目線では「お客様に安心感を持っていただく+効率的にサービスができる」とのメリットもあるのかなと感じます。
何飲もうかな〜とお客様が迷っている時間を短縮できるので、みなさまに早くお飲み物がいきわたります。そうすると不公平感も小さくなりますね。
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揺れがおさまりシートベルト着用サインが消灯。
お飲み物サービスの時間に。私はホットコーヒーをお願いします。
客室乗務員さんが2人1組でドリンクカートについて、コミュニケーションを取りながら笑顔でサービスされていたのが印象的でした。
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「なんだか楽しそう」とこちらまで思わず笑顔になってしまいました。
搭乗中から客室乗務員のみなさまとても温かい笑顔でお迎えしてくださっていたのですが、お客様だけにではなくて乗務員同士も笑顔なんだなぁとほっこりしました。
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お飲み物サービスが終わり、コップも回収していただいた後、キャンディーのサービスが始まりました。
黒あめを1ついただくと、客室乗務員さんが「フルーツキャンディも美味しいですよ!」と言ってくださったので遠慮なくもう1ついただくことに。
「もう1ついかがですか?」よりも「〜も美味しいですよ」と言ってくださる方が手に取りやすいなーと感じました。
お声がけひとつとってもプロですね。
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機内での時間を満喫していると、着陸態勢にはいるとのアナウンスが。
もう着陸しちゃうのかーとかっがりしていたら窓一面に東京都内の様子が。お天気もよくスカイツリー、東京タワー、お台場などもしっかり見えました。
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羽田空港に無事着陸。
この日、到着が遅れてしまったのですが、「大切なご予定がある中、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と「大切なご予定がある中」を繰り返し使っておられたことが、とても丁寧で印象的でした。
また機体が駐機場に到着し、ドアが開くまでの待ち時間で、お忘れ物についての注意喚起のアナウンスがあります。
「一度機内をお降りいただくと保安上の観点から再び機内にお戻りいただけません。お忘れ物を今一度ご確認ください」とのこと。
ここまで理由をしっかり説明してくださるアナウンスは聞いたことがなく、常にお客様目線を意識された信頼感のあるアナウンスでした。
一見、手間がかかって煩わしいと感じることに対し、ひと手間かけて真摯にお客様と向き合っておられる印象を強く持ち、勝手ながら学びの多い時間となりました。
またANAウイングスに乗りたいです。
快適な空の時間を、ありがとうございました!
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