元CAが振り返る機内清掃のすごさ 《エアライン受験》
おはようございます。《CA.jp》編集担当スタッフの鈴木です。
いつも乗る飛行機、短い便間でどうやって掃除をされているのか…私はCAという仕事をするまで全く考えたことがありませんでした。
国内線では同じ機材が1日何便も各地へ飛行します。日本ではお客様が変わるたびに機内清掃を入念に行い、機内は毎便うつくしい状態でお客様を迎えることができます。どんなにフライトが遅れていても機内清掃は絶対。遅延しているから機内清掃をしない、ということは決してありません。
フライトが遅延している時は特に、お客様が降機されてから次のフライトのお客様がご搭乗されるまで数分〜数十分しかないということも多々あります。そんな中でも日本の機内清掃の技術は素晴らしいとそばでいつも見ていて感じました。とにかく、丁寧・素早い・無駄がない。それに、こんなところまで掃除されているの?と驚きます。
こちらの動画はANA公式のYouTubeチェンネルで見つけた国際線の機内清掃の様子。国際線なので国内線とは若干異なりますが、手際の良さなどは変わりません。
遅延のため本当に時間がない場合などは、私達CAも一緒になってお掃除をお手伝いさせて頂く場合もあったのですが、私は手際が悪くなんだか手伝うどころか邪魔をしているようで…若干申し訳なく思っておりました。
たまにお客様で降機する前に、ご自身の座っていた座席のシートベルトをクロスさせて元通りにされる方をお見かけします。初めて見た時はその心や所作に衝撃を受けました。これも日本人のお客様ならではなのかもしれません。そのようなお客様に出会って以来、私も自分が飛行機に乗客として乗った時は国内外にかかわらず座席をできるだけ最初の状態に戻してから降りるようになりました。
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