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エミレーツ航空受験、既婚者の合格者は?《エアライン就活相談室》

こんにちは、元エミレーツクルーのリサです✈🇦🇪

※この元エミレーツクルー《エアライン就活相談室》は、エミレーツ航空のキャビンクルーを目指されている方の不安やお悩みを解消したい、私の経験がなにかお役に立てれば、との思いから、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対し、私が真剣に答えていきます。

質問の投稿は、こちらからお願いします。

今回いただいた質問は、下記のようなものです。

既婚者の内定者、います!!

この質問を頂いて、真っ先にある1人の先輩の顔が浮かびました。

その方は私より入社が少し早い日本人クルーの先輩だったのですが、日本線でご縁があり出会いました。

当時、私もその先輩もまだ入社して半年〜1年未満、エコノミークラスを担当しており、ミールサービスも落ち着きお客様も寝静まり落ち着いた頃、色々とギャレーで喋っている中で「私結婚してるの」と教えていただきました。

たしかに、「結婚している」と言われて左手を見ると、薬指には指輪が。その先輩はもちろん私と同じドバイ在住。旦那様は日本人で日本在住。日本でサラリーマンをしている航空業界とは無縁の方だとおっしゃっていました。

先輩いわく、エミレーツには既卒入社。エミレーツに入社する前は、東京の企業で事務職のお仕事をしていたそうです。

そして、社内で旦那様と出会いゴールイン。結婚後もそのままお仕事を続けていたそうです。

結婚もして幸せいっぱい。けれど、毎日過ごしていく中で、ずっと憧れていたエミレーツの客室乗務員のお仕事にどうしても挑戦したくなったそう。「このまま挑戦せずに諦めたら一生後悔する」と感じたそうで、旦那様にも相談のうえエミレーツ受験に挑んだそうです。

そして、見事にエミレーツの内定を勝ち取った先輩。旦那様も「ドバイ行っておいで」と快諾してくれたと言います。つまり、旦那様とはわりと新婚早々に別居婚の状態になったわけです。(なんて理解のある素敵な旦那様…!)

ただ、お互いに将来的には子どもを持つことを望んでいたこともあり、「近い将来、日本には必ず帰ってくること」が旦那様から提示された唯一の条件だったと言います。当時、その先輩は30歳前後だったので、「数年、客室乗務員をやらせてもらったら日本に帰るつもり」と私にこっそり教えてくれました。

また、「長期オフの日は一緒に過ごす」とその先輩から約束していたそうで、数日でもオフが取れて帰国できそうなときは、必ず帰国されていました。訓練中はさすがに会いに行くことは許されない状況ですが、フライトが始まれば結構な頻度で旦那様にも会うことができていると楽しそうに語ってくれたのが印象的でした。

どれほど努力されていたのかや、どのような悩みがあったのかなど、まったく深刻な様子で語ってはおらず…私にはサクサクと笑顔で軽やかに話してくれた先輩。きっと、エミレーツ内定を勝ち取るまでも勝ち取ったあとも、そして客室乗務員を続けていく中でも色々な葛藤があったことと思います。

けれど「聡明で凛とした女性」との言葉がぴったりなその先輩のお人柄、生き方、そしてそれを応援する旦那様、おふたりとも本当に素敵だと感じました。

もちろん、その先輩が努力したから内定できたということは大前提ですが、既婚者・未婚者との枠にとらわれずに、先輩の熱い想いを受け入れ採用するエミレーツ側もいい会社だなと心底感じた出会いでした。

長々と想いをつづってしまいましたが、エミレーツは「既婚者でも内定」している事例があるということです。


なお、よくご質問を頂く「エミレーツ航空受験、未経験者&30代の合格者は?」については下記の記事でお話ししております。ご興味のある方はぜひご覧くださいね。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます☺︎

関連記事をご紹介します。

私がエミレーツの客室乗務員になった経緯はこちらの記事でお話ししています。↓↓↓

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