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今回は、留学時代に出会ったメキシコ人の友人たちを思いだしながら書いたフィクションです。 良ければ一読ください。 _____ 2015年の8月28日、夢見た一人旅が始まった。 コペンハーゲン空港に降り立った僕は、小さなコンビニでコーラを一本買った。 いつもとは違う匂いのする場所だった。 うつ向いている人なんてどこにもいなかった。 僕は空港を歩く人を見るのが好きだ。 予約していたホステルのチェックインにはまだ十分時間があった。 空港で時間をつぶすのは簡単だ
今回の短編は、一日にコーヒーの摂取上限を超えた時に、頭に浮かんできたフィクションです。 良ければ一読ください。 _____ 「エクストラ・コーヒー。 直訳すると余分なコーヒーよね」と彼女は言った。 「エクストラクト・コーヒーじゃないの?」とビーが言った。 「どっちにしても、何かしら抽出された特別なコーヒーなんだろうな」と僕は言った。 いつものように、僕達3人はカフェへ行って、おのおの適当な話題について語り合った。 注文はいつも僕からだった。 「今日はアメリカンに