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間借りカレー地獄変

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この物語は血で書かれている
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記事一覧

間借りカレー地獄変〜10〜トラッシュカリーデストロイ

 目の前には9Lのカレーソース、1kg弱のハンバーグと手羽元、8合近い米。これを、これを、これ…

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間借りカレー地獄変~8~オミセノハナシハシンジルナ

 プレオープンの状態では絶対にうまくいかない。来てくれた人は全員が知人なので待たせてもな…

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間借りカレー地獄変~7~そして地獄の門は開く

  二升の米を炊かねばならぬ。しかし目の前には一升炊きの炊飯器。即、オーナーに相談に行く…

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間借りカレー地獄変~6~大量調理ってなんや!?

「すぐにでもやった方がええ。評判ええんやから」  オーナーは開店を急かす。その勢いにあて…

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間借りカレー地獄変~4~シュマルツ

 私はキレた。キレたんだよ。おわかりですか!?  某ヤサイアブラニンニクマシラーメン店の…

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間借りカレー地獄変~2~

「そんなんうちでやったらええやん」  店舗が確定してしまった。現在は2019年9月。メニュー…

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間借りカレー地獄変~1~

 殺す。  殺意~は~ど~こ~からやってくるので~しょ~♪テメエの迂闊な言動と行動からだ。  2019年、私は通称「かわいいお店」をやっていた。かわいいを作ったり売ったりスペースを貸したりするお店だ。そこで培ったドス黒い破壊感情、失われたマネー。そのすべてを総括するためにカレーを作り続けていた。  単純に「インネパのマトンカレー食べたい!でもお金ない!そうや!趣味で作ってたカレー作り再開しよ!」の思いでカレーを作り続けていた。推進力は悪意。マトンをハチャメチャ大きくカット

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間借りカレー地獄変~序~

 この物語は遺書であり決意表明であり泣き言であり人生への勝利宣言である。字は血文字で書か…

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