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実際にやりたい活動あれこれ

今回は何を書こう……。

最近は大きな動きがなかったので、ぎりぎりまでネタに悩みましたが、
前二回の記事で二人が現状のまじめな話を書いてくれたので、私はまた楽しいところを書かせてもらうことにします(笑)。

これまで、デイサービスでやりたいことや、過ごし方に応じた空間の作り方について、少しずつ触れてきました。
もっともっと具体的に、利用者さんとどんなことがしたいか?実際の活動について考えてみたいと思います。


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現時点での各空間のイメージに併せて書いてみましたが、空間については文章だけではわかりにくいので、また図面などが完成したら追々お見せできたらと思います。

①メインスペース

いちばん広い部屋で、大勢での活動や食事などは主にここを使います。
みんなで囲めるテーブルを置いて、スタッフが机上でできる作業や記録業務などをする際にもここでできたらいいかなあと思っています。スタッフルームに引っ込んでしまうんじゃなくて、常に利用者さんのいる空間にいて、お話や相談をしながらだったり、場合によってはお手伝いしてもらったりしながらできたら、お互いに楽しいかなあと。
キッチンもここに含まれ、利用者さんたちが複数人で作業をしやすいようにイメージして、設備などを考えているところです。日常的にはお茶やコーヒーを淹れたり、洗い物をしたり。たまには料理やおやつ作りをしたり。
個人的には、いずれは小さくていいからピアノを置きたいなと狙っています。利用者さんが弾くも良し、スタッフが弾くも良し、誰かの伴奏で歌ったり体操したりするも良し。踊るのもいいですねえヽ(^o^)丿♪
各々が好きなCDを持ってきて自由にBGMをかけるのも楽しそう。音楽に触れられる環境にしたいです。

②アトリエ

ここは、以前に小武くんがイラスト付きで紹介してくれました。

少し奥まった場所にある部屋で、創作活動などを行うための部屋です。
日曜大工やちょっとしたものづくり、書道、絵画などなど、利用者さん自身の趣味や昔やっていたことを一緒にやってみたり。もちろん、新しくやってみたいことにもチャレンジしたり。
いろんな道具を置いておいたり、部屋の外からも中の様子がよく見えるようにしたりなど、「気になるな」「ちょっとやってみたいな」と興味を惹かれるような工夫を考えています。

③ラウンジ

ここはゆっくり過ごす場所、といったイメージです。集団の中にいるのが苦手な方や、静かに読み書きをしたい時、ひと休みしたい時など。
ただ、単純に"一人になれる場所"というだけでなく、"集団から離れても孤独感や疎外感を感じず、落ち着ける場所"になるようにデザインしていきたいなと思っています。
もともとの内装がレトロで雰囲気のある感じなので、うまく生かしながら、昔ながらの喫茶店のようにするのもいいなあ。

④縁側ライブラリ

入口とメインスペースの間にある土間部分に設ける予定です。
その名の通り、メインスペースから縁側を張り出すような形状を考えています。ここは、デイサービス側の人も外部の人も自由に利用できる場所に。
一部を本屋さんにして、残りの部分は多目的スペースです。縁側に座ってお話ししたり、普段の活動の中で作った作品などを展示したり、イベントをしたり。美味しいコーヒースタンドが入ってくれたりしたら嬉しいなあとか。
ここがいちばん、使い方をよく考えないといけない部分かもしれません。

⑤その他

気もちがいい気候のときには外に出てみたり、身体がしんどいときにはとにかくリラックスできる状態を追求したり。
決まった過ごし方はなくて、その時々で楽しいことや適したものを探していきたいなと思います。
バーベキューとか流しそうめんもしたいな。もちつきもいいな。夏にはビニールプール出したいな。自然の中で季節を感じたいな。何かスポーツもしたいな。年末の大掃除とか送迎車の洗車とかも、一緒にやったら楽しいかなあ。
「デイサービスで、高齢者の方とできること」とこだわらず、単純に「自分がやったら楽しいこと」を考えてると、次々浮かんできます。

それから、日常的に地域の方が関われるかたちを作っていけたら本当に理想的です。
例えば、習いごとみたいに、利用者さんが先生となって子どもに習字を教えてあげるとか。
裁縫が得意な利用者さんがいれば、近所の若いお母さんに、子どもの通園バッグや上履き入れの縫い方なんかを教えてあげるとか。
私も習字やりたいし、料理とか教わりたいなあ。
近くにピアノ教室があったら、そこの生徒さんにピアノコンサートしてもらうのもいいなあ。総社市の現市長さんもピアノの弾き語りがお上手なので(SNSなどにイベントで披露された様子などが掲載されています)、いつかうちでもぜひ…と密かに期待していたりもします(笑)。


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なんだか本当に私が好きなことばかり書いています。
実現が簡単ではないものもあると思います。
でも、自分たちが楽しめないことを利用者さんに提案するのは違う、と思っているので、今はこれでいいかなと。
「高齢者はこういうのでいいんじゃない?」という思考にはなりたくない。
私は、おばあちゃんになってもバーベキューしたいし、新しいこともしたいし、若者と関わるのもきっと元気が出ると思う。
なんでも"一緒に"やってみること、"一緒に"楽しむこと。どんな活動でも、このベースがあってこそだということを忘れずにやっていきたいです。



あとがきのあとがき vol.12 | 中山の本棚③
装丁にとっても惹かれ、購入した本です。
内容も素敵でした。
『ビボう六』佐藤ゆき乃

妖怪たちの暮らす「夜の京都」で千年を生きるゴンス。
肉親や好きな人・仕事のお客さんなどからの心ない言動に、人知れず傷つき消耗している小日向さん。
対照的な二人が出会い、ファンタジーと現実世界が不思議に混ざり合います。
ゴンスの純粋で優しい言葉や気もちに救われる思いがしたり、彼の初めての恋心にぎゅっとせつなくなったり。
読んだらきっと、二人のことが好きになります。

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