見出し画像

最近の絵と生活⏳

1日中同じことをしなければならないとしたら、いったい何をするだろう。

私は絵を描くか、漫画や小説を読んだりすると思うんだけど、もしかしたらずっと眠っているだけかもしれない。
漫画や小説は面白いし飽きないけど、1日中となると体力的にきつい。絵を描くのもそうだし、描けるモチーフとか出来事も尽きてしまうと思う。
となると、やっぱりずっと眠っている可能性が高い。

それでも、本や漫画を読んだり、絵を描いている最中は、「この時間だけがずっと続けば良いのに」と思う。何も考えずに、無心でいられる時間は特にそう思う。

Pinterestで見つけた男の子の模写


絵を描く工程で、1番好きなのは色塗り。
色が好き。3原色も混色も、まだ勉強し始めたばかりで(というかほとんどできていないけど)全然何もわかってないけど、とにかく色付いていく工程が好きだ。やってて楽しいし、見るもの飽きない。

全体的に暗くなったり、思ってた色にならなくって失敗することがよくあるけど、思いのほか良い色が出来た時とか、ぴったりと望んでいた絵になったときは感動する。
数十分数時間の無心の色塗りが報われる瞬間だ。


水彩色鉛筆の足りない色を補う作戦

以前絵画教室に行くか悩んで体験までしたんだけど、結局家から1時間かかるので諦めてしまった。でもずっと、本当は教室に行きたい。
こういう時、都会に住んでる人っていいなと思う。手の届く場所に新しい知識や価値観に触れられるって、素敵だ。
もちろん、オンラインでの教室なんかも考えてみたのだけど、結局何もせず好きなものばかり描いている。
まあ、その分描く時間が確保できるので、しばらくは良しとしよう。

私の描く絵はざっとこんな感じになる。

  • 好きなもの(モチーフ)をひたすら描く落書きみたいな絵

  • 旅行とか普段の出来事の挿絵

  • 家のぬいぐるみを登場人物にした4コマ漫画

  • 好きな風景や建物の模写

  • ネットで見つけた素敵な人の模写

よく日常の出来事を絵にした絵日記を描いたり、落書きが好きだというのもあって、いわゆる"スゴイ"絵は描かない(というか、描けない)。

でもやっぱり、ネットでもそうだし、美術館や展覧会でも漫画でも、絵が上手い人が世の中にたくさんいて、本当に圧倒される。目の造りが、手を動かす感性そのものが、なんか全く違う気がする。

小さい頃、家に大きな『接吻』(Gustav Klimt)のレプリカがあって、それを眺めるのがとても好きだった。小さくて狭い、庶民的な家の中にあったそれは、アンバランスで変な感じなのに、幼い私や姉の心を捕らえて離さなかった。
馬鹿な話なんだけど、当時母に「これどうしたの?」と聞くと「ママとパパの結婚式でパパの友達がくれたの」と言うから、てっきり私はパパの友達が描いたんだと思っていた。
それくらい、絵に関する関心や知識が何もなかった。

落書き。こういうのが1番向いてるかも。


ここ数日は、あまり絵を描く時間が取れていない。
勉強もそうだし、やらないといけないことや準備しなくちゃならないことに圧倒されている。ストレス発散のために、少しづつ時間を見つけたい。

5月上旬は普段より時間が取れていたと思う。
晴れた週末は毎回ピクニックに行って、スケッチしたり本を読んで1日を過ごしていた。スケッチはあんまり得意じゃない。写真が好きでよく撮るんだけど、写真の方がずっと綺麗だ。
自分の描いたスケッチを見ると、ちょっとへこんでしまう。これだと、風景にも失礼だと思う。

暖炉のあるログハウスに憧れる


でも、スケッチはそれぞれの物の形、光や影の落とし方をよく注意してみることが出来るので、難しいけれどそれはそれで楽しい。
目に見えるたくさんものは、人工物であれ自然のものであれ、いろんな形によって作られている。そういうのを少しづつ発見しながら描くのが楽しい。
丸と思っていたものが、実際は円筒状であったり、平面的に簡単に捕らえてしまうものを、立ち止まってじっくり見るとまた新しくて面白い。


絵を描き始めてから、生活の中に"絵を描くという考え"が入り込んできた。
物の形をじっくり観察するようになったり、奥行きを意識して空間を見るようになったり。

生活が続く限り、絵を描く習慣も続くといい。

この記事が参加している募集

#私のストレス解消法

11,283件

#今週の振り返り

7,402件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?