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8番出口RTAがおもしろくてRTAカテゴリの提案とツールを作ったっていう駄文

※注意※ 駄文散文ご容赦ください。

8番出口(The Exit 8)

こんにちは、メタルニキです。
皆さんは、「8番出口」と言うゲームを遊びましたか?
延々と同じ光景が続く地下通路で、異変があるかどうかを探して脱出するゲームです。ホラーゲームじゃないけど異変の一部はちょっと怖さもあり…. だけどそれが癖になるゲームですね。
ストアページの公開時から「日本の地下通路っぽさ」と動画の謎感がすごく良かった印象でした。リリースされてからも配信者のみならず、X上では結構なミームになっているイメージがあります。
僕も例に漏れずプレイしました。なんせ値段もワンコインだったからね….
ゲームクリアまでの時間は大体1時間程度らしいですね。大体の人はそのくらいでクリアしてましたね…..

僕はクリアまで「4時間」かかりました

なんで?(迫真)
1つの異変が全く気が付かなくて全然クリアできなかったですね。コメントで歩けって指示も来るぐらいでした。ほんま辛い。

とはいえ、1度クリアするとその後クリアまでにかかる時間は少ないし、何より他にやってる人の様子見るのもめっちゃ面白いんですよこのゲーム。
やってない人はやろうね?

クリアまでにかかる時間が少ないとRTAnoobな僕はRTAやりたくなるんですよね。
やろうと思った頃にはゲームページできてたことにびっくりでしたね。
そりゃRTAやりますよ。2分でクリアできるんだもん。
そんなわけで挑戦して世界1位を取ったり取られたり取り返したりしてました。
楽しいです。記録狙うにはめちゃくちゃ集中しないといけないんですけどね。

ただ、やってると新しい遊びを求めるんですよね。
そんな中、他の配信者の様子を見ているときに「ビンゴとかあったら面白そう」ってコメントがあったんですよ。
僕(ビンゴいいねぇ、ツールないとできないかぁ….せや!)
これが僕がツールを作ろうと思ったきっかけでした。

作った後にRTA 用のビンゴを作るwebサイトがあったことに気がついたんですけどね….

ビンゴツールの設計

せや!….と思い立ってもツールを作るにはどうしようと思い、脳内設計書を描き始めました。
ビンゴツールとしての機能は以下の通りとしました。

  • 31個の異変からランダムで25個抽出する

  • ビンゴのマスを1クリックで開ける

  • マスごとのリセット、一応全リセットできるようにする

まぁ〜〜〜〜〜〜簡単な要求仕様。
趣味事だからね、仕方ないね。
最初はスプレッドシートでできたらいいなって思いました。
自学のためにもGAS(Google App Script)も触ってみたかったからね。
とはいえ、GASは触った事なかったので、参考書を買うわけにもいかねぇなって思いながら色々情報を探しました。
調べたのは以下、

  • スプレッドシートにボタンを追加

  • セルにランダムに異変を格納する

  • セルの大きさを指定して整形する

ただやりたいことを実現するには、ある程度見本になるコードが欲しいなぁって思いました。便利な世の中になりました。

Chat-GPTにかいてもらおう

まーじ便利、そもそもネット使える環境でコーディングできるの楽すぎる。
仕事場じゃできなかったからね。
日本語で質問したらちゃーんと提示してくれるんですよ、便利ぃ〜〜〜〜
とりあえず、上記のことは提示したらテストコード書いてくれて、実現できました。
となると次はセルをクリックしたらビンゴが開いたことを示すようなボタンが欲しい….理想としてはExcelのマクロみたいにしたいってわけですわ。
色々提示したりwebサイトを検索してたらこれが壁になって、とりあえず僕が調べた感じだと「そんな機能はない」って感じでした。
スプレッドシートではできないなぁと思いましたね。困り果てました。
で、そもそものゲームの動作環境を考えたら、windowsで動けばいいってことを思いました。実は僕はプログラマーです。仕事でいろんな言語を使いました。ときにはGUIもあるアプリも簡単ながらに作りましたよ。
そう、あるじゃん僕らには。

VB.netが!!!

Visual Basicって言語があって、めちゃくちゃ便利なんですわ。CとかC++より簡単だし、ランタイムをインストールしてれば動くし。
今回のビンゴツールの使用上、動的にアプリを動作させる必要ないから、同期とか考えなくてもいいからさらに難易度は減りますよ。
UIもデザイナーがあるから視覚的に作れるし、C#も触りましたが、個人的にはこっちの方が簡単なツール作るには向いてるなぁと。
開発環境もIDEが無料で使えるし、早速インストールしてサクッとイメージを作ったわね。

設計したUIイメージ(これは0.1.0)

あとはボタン動作を作るだけだけど、UIのボタンダブルクリックしたら関数の雛形作ってくれるし、楽々〜〜〜。
コードの内容もChat-GPT君に雛形考えてもらって作りました。
もちろん、パクリにならない程度に修正しましてね。
さくっと作って、機能テストも脳内項目が通るか確認して、試走をしました。
ゲーム性が増えて面白いなーって。思いました。

ルールの制定

試走して、ルール案を箇条書きで書き出して、いざspeedrun.comのカテゴリ案の掲示板に投稿。
投稿までドッキドキでした。失礼な文章じゃないかも精査して何度も書き直したねぇ。
この時のルール案は以下の通りにしました。

  • すべての異変が発生したセーブデータを使用すること

  • 5×5のランダムに異変内容が書かれたビンゴを用意し、動画内に表示する

  • タイマーの計測区間は、ゲームを起動して暗転が明けた時から、ビンゴが縦・横・斜めどれか1列あいた状態で階段を上って画面が真っ白になった時までとする

  • ビンゴが開く条件は、異変を目視で確認した場合とする

  • 開いたことがわかるように色や図形で囲む等工夫すること(どこがビンゴかわかるようにする)

  • ただし、異変の確認が漏れて、カウントが0になった状態で通路を戻り、異変を確認する行為はNG(開けない)とする

  • 途中でゲームをクリアする、特定の異変でデスすることはOKとする

  • 計測中はゲームの再起動はしないこと

  • 後付でビンゴをあけるなどを防止するために、「生放送」でリアルタイム計測のみ対象とする

としました。
ゲームの仕様上、未発見の異変があると優先的に出てきちゃうって言うのがあるので、全異変が発見済みのセーブデータは必須だなと言うのが1つ。
動画内に表示と異変の目視確認とかは、ずる禁止にしたかったなぁという思い。
掲示板に投稿してからしばらくしてDiscord 上でメンションが。ルール的には大体OKで英語版を作ってくれと。
こう言うときに修正も簡単なのがVB.netのいいところだなって。さくっと修正してReadmeも作ってv0.2.0としてリリース。
その後もルールを調整していると…

Bingoカテゴリだああああああ!!!

無事に作られました。
うーん感慨深い。ルールを作ったものとして早速記録を投稿しましたが、すぐさまWRは更新されましたとさ。
今では中国語版にも対応しました。Discordで情報を提供してた方、ありがとうございました。
合わせて、bingosync.com用のビンゴ作成JSONも作りましたので、やってみたい人はspeedrun.comのリソースページにあるのでダウンロードしてみてください。

RTAは「遊び方」を考えるきっかけ

これにてツールを作った話は以上です。協力プレイのサブカテゴリもあるので、どなたかと一緒に遊べたらいいなって思います。

スーパープレイやバグを利用して、なんてかっこいいプレイは僕はまだできませんが、こういった別の面でコミュニティに参加することもできるんだなと思いました。
今後も何か面白いゲームを見つけたら挑戦していきたいと思います。

サクッと遊べるから簡単にできるRTAでこのゲームやっていますが、なんとも言えない中毒性が眠ってます。P.T.っぽさもあるような、ループする空間で異変を見逃さないようにすると言うのがたまりません。
早くクリアするのが大切ですが、たまには「ビンゴ」、やりませんか?
少なくとも酒飲みながらワーワー言いながらやるのは超楽しいですよマジで。

よければ、私のTwitchも覗きにきてコメントいただけると助かります。
いつでも待ってます。最初の固定客になってくれ!!(血涙)

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