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クレイで湿布

昨日3回目のワクチンをしました。フランスではすでに優先順位なしに3回目を受けている人がたくさんいます。この3回目はなかなか皆手強いようで、私の周りの友人たちや家族は少し具合が悪くなった人も出ました。

私はこれをなんとか避けたいと少し調べたところホメオパシーとクレイ(粘土)のことが出ていました。

クレイとはスキンケアのパックとして使用することで、肌の余計な脂質や汚れなど老廃物を吸着・排出し、皮脂バランスを整え、肌の代謝をすこやかに保つ作用(ググったの)があるそうです。使い方は後ほど説明します。

ホメオパシー

は日本でもフランスでも医療として認可されていません!しかし私の子供たちは小さな頃随分と助けられました。これによって歯痛や咳などに効いていたのは間違いありません。実際まだ話せない子供が落ち着いてくるのを見ていたのですから。

調剤助手でハーブの勉強をしている友人からも今回のワクチン後の症状にホメオパシーは有効と聞きました。


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フランス、ドイツもそうでしたが、仁丹よりやや大きめくらいの大きさで白い粒々の錠剤です。それを舌の下に入れてゆっくり溶かし舐めるか、水に溶いて飲んでも良いです。物によっては液体もあります。

友人が勧めてくれたのは、ワクチン打つ前の体力調整、打った後の腕の痛みの緩和や、抗炎剤の役目、高熱にならないようにする対処この3つのホメオパシーです。

私は痛みなどは堪えられるので、買いませんでした。熱が出そうなときの錠剤は薬局に売っていなかったので、今回は体力調整用のだけを購入しました。

医者ではないので、ここではホメオパシーの名前はあえて載せません。そういうのも存在するんだよ、ということです。

実際に友人の薬局ではホメオパシーを飲んだ職員と、取らなかった職員(たった3人ずつですが…)を比較しました。

とった職員3人とも腕が少し痛いだけで、何事もなく働けました。飲まなかった職員は3人のうち2人は頭痛と発熱があり、一人は発熱しなかったものの、ひどい倦怠感があったと聞きました。

私は飲んでどうだったかというと、2回目も腕が痛い以外は普通だったので、実際に効いたのかはよくわかりません。が正直な回答です。

さて本題のクレイ!


クレイ(泥パック)または泥湿布

ここで私が紹介するのは、日本の湿布のようにする使用法です。クレイの存在は知っていたのですが、スキンケア、それも脂性の人のためだと思っていたので真逆の私は見向きもしませんでした。まさか湿布薬になるとは!

この情報はヨガの先生が教えてくれました。

作り方

➀ 粉、または固形のアージルに適量の水を入れる              ➁ 30分放置                               ➂混ぜる                                 ➃ キッチンペーパー3重くらい(折って)か、古布の上に手で触らずにのせる ➄ 患部に付着し、包帯または大きめの絆創膏で固定する

以下写真で。

色々な色の種類があるのですが、私が購入したのは緑です。

4ユーロ(500円くらい)もしないくらいで、高級品ではありません。この分量でおそらく1週間分(朝晩取り換えて)ギリギリあるくらい。こんな感じ。

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なぜ袋の真ん中がつなぎ目なのか…。どなたか知っていらっしゃる方は教えてくださると幸いです。

アルジル、argileとはフランス語でクレイです。

フランス、オーヴェルニュ地方の火山(休火山)地帯の中心に位置し、保存された環境の中で、太陽の作用によって改善(土そのものの作用が高まった)された土。天然のミネラルが豊富で、古くからマスク(パック)、ハップ剤、クレイ水(粘土水!)などに使われています。

*この粘土水って、飲み水です!私も実際に飲んでみました!         なんと言うこともない、ただの不透明な水となり(水溜りを踏むと濁るような色!)、なんとなく口にザラザラと残る、いわゆる泥水…でもその辺の泥ではないし、もっと細かいというだけ。味はありませんでした。


これにミネラルウォーターまたは飲み水(水道水はNG)を足します。     分量は自分で調節しながらマスク用ならもう少し薄く塗るのでホットケーキくらいの硬さ。 今回私は湿布用なのでもう少し水の分量を少なめにしました。

*金属のスプーンではダメだそう。

初めは木のスプーンでやっていましたが、残りを瓶に入れにくいので、シリコンスプーンでやったら非常によかったです。


一度水を入れすぎたので足したところ。


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こんな感じで30分放置。


そしてこんな風にキッチンペーパーを3重にして注射の後に貼り付け、包帯で固定します。日本だったら油紙でも良いと思います。それだと1枚で良いかと。このようにポトンと落とすだけです。菌などが入るのを防ぐため直に手でスプーンのクレイを取って入れたりしない方が良いそうです。です。

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ぜひワクチンでなくても蜂に刺された時、イラクサにさわったときなどやってみてください。かなりの効果が得られます。(固形タイプがおすすめです)

日本で手に入れるにはどこで?

自然化粧品店にあるのか…。plazaのサイトを見てみましたが粉タイプは見つかりませんでした。しかし湿布薬として使う場合は粉か固形タイプから作るのががベストです。


Amazonや楽天でも購入できるようです。私は初めはこのような固形のタイプを探していましたが、売り切れでした。こちらがかなり近いように思いますが、まったく同じ商品ではないので、こんな感じ、というのが分かれば幸いです。


日本製がいい!と思われる方。こちらはargiletz社(フランスでは有名)のクレイを輸入していると説明に書いてありました。

使用上の注意 を念のため貼っておきます!
■金属製・プラスチック製・ステンレス製の容器・ボールやスプーン・スパチュラを使わないで下さい。厚いガラス製・陶器の容器・ボールを使って下さい。スパチュラやスプーンは木、竹素材のものをお使いください。
■ペースメーカーを使用している人は、心臓部に湿布をしないようにしてください。
■コイル状避妊具を装着している人は腹部に湿布をしないようにしてください。
■気持ち悪さや重い疲労感が続くときは湿布を止めて下さい。
■3~4日間以上続く、イライラ状態・不眠・神経質状態がある時は湿布を止めて下さい。
■パックや湿布は少しでも乾き始めたら取り外します。クレイが乾くと吸収力が減り、反作用が出てクレイの効果が低下します。
■クレイを使いまわさないこと。一回使ったクレイは必ず捨てること。但し、体の老廃物や雑菌が付着しているので、使い古した粘土は庭に捨てたりせずに、新聞紙に包んで処理してください。

写真のと同じカティエ(CATTIER)社のが良いという方はチューブタイプのがAmazonにありました。

*顔に油分の多い方で、洗浄効果のあるパックを顔にしたい方はこのカティエのチューブタイプ、ピンクの敏感肌用が良いかと思います。またフランスでは髪の毛のマスクにも使います。cattier クレイと打つと出てきます


大体8時間以上経つとこんな感じになるので取り替えます。もっとたくさん厚めにつけた場合は乾きも遅いです。硬くなったらすでに炎症など毒素を吸収しているので再度使えません。

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昔、日本の接骨院でも自作の湿布というのを貼ってくれたことがあり、よく効いていたのを覚えています。これは今から思うとクレイで作られていたのだと、自分なりに納得しました!坐骨神経痛があったときに、この接骨院でもらった自家製薬草湿布をつけて、だいぶ痛みが取れたので、効果があったのでしょう。ヒヤっとして気持ちがいいです。

日本には良い湿布があるのでわざわざやらなくてもいいかもしれませんが、日本の湿布は非常に粘着力があるので私はかぶれていました。(私が子供の頃の湿布は今より粘着力がなくて)けれどこの湿布はかぶれません。そしてナチュラルです。

フランスでは腰痛、膝の痛みに貼っている人もいます。

ところで、今回やったワクチン後2日後、16時間しか経っていませんでしたが少し痛みは残っていましたが、2回目のときほど腕を上げるのが辛いほどではありませんでした。

痛み、腫れのある皆さん、ぜひ試されてみてください。

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