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水中は、孤独の時代に、誰かとトゥギャザーする喜びを届ける会社を目指したい!

こんにちは、水中代表の坂根です。

スナック水中がオープンして2年、会社としてスタートしてから1年。
始まってから色々悩みながら走ってきました。今回のnoteでは、水中がどんなことを目指しているか、初心に返るような気持ちで書きたいと思います。


1億「総孤独」社会?

私たちがやりたいこと。

それは誰かとトゥギャザーする喜びを届けることです。
あ、ちょっと表現が古いなと思いました?
誰かと繋がる、一体を感じる、一人じゃないかもって思えること。
それをラフに肩肘張らない形でやりたい気持ちを言葉にこめています。

一億「総孤独」社会!なんて東洋経済の記事で特集されてしまうような現代。
生きていれば孤独というものはつきもの、とも思わなくもないですが。
記事を読んでいると、地縁血縁から解放され個人が尊重される現代は、一方で孤独感という灰色な感じがより色濃く社会に蔓延しているのかもしれません。

人とリアルタイムで繋がり、AIとディスカッションする時代で

ネット上には、SNS・情報・コンテンツに溢れていて、一人で時間を持て余すほど。ですが、画面と睨めっこしていてふと時計に目を向けると、猛烈に虚無感に襲われる経験者は少なくないのでは。

私が思い出すのは、2020年頃に使っていたあるアプリのことです。
AI搭載のジャーナリングアプリでした。
当時、AI搭載アプリが続々出て、なんか新時代キター!みたいなタイミングでした。

日々の自分のコンディションを打ち込んでいくと、落ち込んでいる気持ちに寄り添って応援メッセージをくれたり、曜日や天気による気分の上げ下げ傾向なんか教えてくれるんです。

最初は面白くて使っていったんですが
すべて裏でプログラミングされていて、自分が何かにカテゴライズされて言葉が送られてくることに、ふと白けてしまいました。

そういったサービスより、当時バイトしていたスナックの方が塞ぎ込むこともある気持ちを癒してくれました。全然ロジカルじゃないし、私のことをすべてわかってもらえるわけも当然ない。たまたま隣に座った人と一緒に飲んでカラオケを歌ってという原初的な人と人の交わり。
だけどAI搭載サービスが増えて、スナックがなくなっていく、そういう時代の流れに違和感を感じました。

これだけオンラインで人と繋がれ、AIとディスカッションできる時代。
対面で人と会う、ましてや偶発性に身を任せて知らない誰かと会うなんて、相当なリターンが見込めるんでしょうね?タイパ見合うんですか?なんて言われちゃうかもしれません。(トホホ)

それでも…「Open the Door!」

就活中、誰にもしんどいのを言えず家で塞ぎ込んでたよ、と苦笑しながら話す親友を見た時、彼女を救えるサービスを作りたいと思いました。いうまでもなく、自分もそんな強がりな人の一人です。

スナックで見ていた家でも職場でもない居場所。私たちにフィットするこれからの社交場を作りたい!どの街にもそんな社交場があるような、スナックがコンビニの数あったように、インフラのようになりたい!と、意気込みました

Open the door🚪

手を止めて家を出ることを仰々しく勇気と言って讃えたい。
片付けなきゃいけない洗濯物。行政手続き。積まれた本。
途中から進んでいない資格の教科書も。
大好きな自分の城には、知らぬ間に山積みの「べき」が。今にも崩れそうだ。
厚着のコートもいらない、マスクもいらない。
身軽なままに春の陽気を纏って
自分で調整しなくても、外の気分が私を勝手に浮上させてくれる季節

ただ身を委ねて

2023年春のinstagram投稿より

怖いけど、自分の襟を開いてみる。カラオケで失敗したくないけど、えいと歌ってみる。気が重いけど、ドアを開けてと誰かに会ってみる。

そんな行動の先にある、人とのリアルな関係性はずっと必要なはず。
だから、えい!と社交場に飛び込んでくれる方を歓迎したい。もっともっとそんな人を増やしたい、と思っています。

大人になってから、友人…というには気恥ずかしいけど、隣人と知り合う喜び

ドアを開けてくださった先にあるのはどんな景色か。

スナックは、まちなかであったら交わらないであろう人といつの間にか話していて、気づいたら肩も組んで歌っちゃっているような距離が縮まる不思議な空間です。毎日いろんなドラマが起きている「生きた小劇場」のような場所。

その場に通い、隣で座るだけの関係から、会釈する関係になったり、いつの間にか自分の話もぽろっとするような関係になっている…
年を重ねれば重ねるほど友人を作るのって難しいなと感じるのですが、そんな気の置けない隣人ができるかもしれない。

実際このお店で何度も見てきました。これが私たちが見たい風景の一つです。

目下挑戦しているのは、女性や若手にとっても一人飲みができる場づくり

水中には、若手や女性のお客様も2割ほどいらっしゃいます。ですが、やはり世間的には、若手女性の一人飲みは低い割合です。
今も水中は大好きなスナックの空間を残すことと、馴染みのない世代にとっての社交場になることを試行錯誤しています。

まちで自分の体から溢れそうな嬉しい・悲しい・怒れる気持ちをシェアできる気軽な場所があること。
いつの間にか気の合う人と出会い、友人になれる場所。
そんな場所が社会の中で当たり前にある。そんな世界を目指して活動をします。

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水中の採用サイトです!
一緒にこれからの社交場、その仕組みを作っていくメンバー募集していますので是非ご覧ください!
https://herp.careers/v1/suichu


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