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フルマラソンまでの道のりー42.195への挑戦

周囲に流されランニングを始めたのは4年前。当時、3Kmを続けて走ることさえドキドキと息苦しく、昔から悩まされている貧血のせいだとマラソンには向かない体質と決めつけていた。ただ、「いつか10Kmは走れるようになりたい」とゆるーい目標を漠然と持っていた。
コロナを機に在宅が増え、ジムもクローズ。できることはYouTubeでのヨガとランニング。朝と夜で、合計3-4Km程度を走ることを日課に、距離を延ばし3年がかりでフルマラソンに挑戦?した。元々コロナで大会に申し込んでも中止になるかもしれないと思っていたので、フルマラソンに出るという気持ちより久しぶりの旅行の気持ちでの応募だった。

2020年トレーニング内容(トレーニングを日課にすることが目標)
・3-4Km朝+夜ランニング@週6−7回
・Youtubeヨガ、ズンバ@週1回−2回

2021年
ランニングを始めて2年目を迎え、10Kmに挑戦してみる。何とか走りきったが前日からドキドキ。心臓がバクバク。走っている時にお腹が痛くなったらどうしようと考え、異様なまでに神経質になった。なんとかハーフにトライしたが、10Kmで足切り。その後のレースも15Kmで足切り。なかなかスピードを出そうとすると息が苦しい。

2021年 トレーニング内容 キロ7分-8分で一定距離を走ることが目標
・3-4Km朝+夜ランニング@週6−7回
・筋トレ@週1回
・パワーヨガ、ピラティス@週1−2回

ハーフ完走を目標にしていたが、ダメもとでフルにも挑戦したい。旅行+マラソンで沖縄はどうだろうかと、終わったら好きなものを好きなだけ食べることをモチベーションに大会の2ヶ月前から週末ランの距離を延ばしてみることにした。ただまだまだ歩いてしまうダラダラランナー。

2022年 トレーニング内容 歩いてもOKと週末ランを続けることが目標
・3-7Km朝+朝ラン@平日
・週末10K−12K@週末
・筋トレ@週1回
・パワーヨガ、ピラティス@週1−2回

とにかくルーティンになるまでゆるーくトレーニングを継続。さらに私の場合、体力以外に貧血を何とかしないといけないので、食べる物も気になる。
週末ランのあとの夕飯は肉中心に。鉄分とビタミンの多いラムを積極的に摂るようにした。

ついに2022年の年末フルマラソンへの挑戦。6時間くらいかかることを想定していたので、水分補給、エネルギー補給は結構考えた。

レース前
炭水化物を多く摂ると良いというが、貧血を考えると穀類の他に肉類を増やす。鶏肉より赤みの牛やほうれん草をとるようにした。ただし、レース前日夜と当日は胃に負担をかけないように炭水化物(もち、米)とミネラル(サプリ、グラノーア)の補給に。

レース中
とにかく足が攣ったり体重が落ちないように15Km過ぎたあたりから補給を始める
。Aidは、水より塩分とミネラルを含むスポーツドリンクを意識的にとるよう心掛けた。水を一気に飲むと横っ腹がレース中に痛くなる癖があるから、水はゆっくりのむことに。20Kmを過ぎたらエナジー補給のゼリーを積極的に活用。今までは甘過ぎて飲めなかったが、とても美味しく胃に染み渡った。
また、レース中の視線を動かしすぎると疲れるので、できるだけキョロキョロしない、右往左往せず真っ直ぐ走ることを心がける。

レース後
38Kmを過ぎたあたりで足の裏の痛みが出るので靴下を恐る恐る脱いでみると、足裏は皮が剥け、大きな水膨れができていた。大腿直筋、大腿広筋、ヒラメ筋、膝裏が痛い。ガニ股になり、真っ直ぐ足が出ず歩けない。階段が降りれない。腰も痛い。
驚いたことに体重が若干も増えていた。レースの間ほとんど食べてないし、汗もたくさんかいたのにも関わらず。。。
スポーツマッサージ師に聞いたところ、体が浮腫んでいるそうだがは、むしろレース中の補給がうまくいったと喜ぶべきだとのこと。どれだけ体重が減るのか少し楽しみだったので、残念な気分にもなったがまあ良しとした。

胃腸も疲れているようで、お腹が空いているがたくさんは食べれない。ビールも美味しかったが、たくさん飲めない。これはレース後のケアが重要と体で感じた。
回復を最大にするためにレース後1時間以内にタンパク質を補給。ビタミンB群が筋肉の修復に良いとのことで豚肉を補給したが、私の場合は筋肉の回復までには5日くらいかかるよう。


初フルマラソンの完走メダル


走ることは、単純に足を前に出すことではない、体の総合力だなとつくづく学んだ。気持ちの持ち方、体の作り方、食事の取り方、睡眠と自分がやることは結構ある。次のレースに向けたの課題を洗い出し、コンスタントに完走できるようになりたい。



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