見出し画像

高齢になった親と向き合う⑩

ドカ雪にもマケズ
2月


抗がん剤の治療をして
自宅療養の為
退院した母


わたしが住んでいる市から
実家がある 町までは
車で約30分

海岸沿いの国道や
直線の長い下り坂が
アイスバーン

スタッドレスタイヤ
買い替えれば良かった


吹雪くとかやめて


もの凄い雪よ
アレンデールが危機なのよ
エルサの力で国中が雪と氷に包まれたの


エルサなら元に戻せるはず


アナ雪が頭をよぎる


毎日午前中は仕事を休んで
母と父の様子を見に
実家に通う


布団に入る訳でもなく
ソファーに横たわる訳でもなく
毛布をかぶってリビングで横たわる母

無言で過ごす3人の時間

その時の感情とまだ向き合えてないけど
精一杯だったのは覚えてる



2月の連休には
母の妹と息子
うちの長女と孫くん
高校生の次女にわたしの夫
母の友だち

毎日
入れかわり立ちかわり
お見舞いに来てくれて

誰かが来てくれている時は
それなりに明るく振る舞ってるけど


ほとんどご飯が食べられず
倦怠感


そして
発熱


2月19日外来で診察

肝膿瘍

抗がん剤治療の副作用が
次から次へと
容赦なくやってくる



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?