占い好き

１年生の長女、占いが好きだ。
手相占いとか誕生日占いとか、図書館で本を借りてきては熱心に読んでいる。
イオンに行ったとき、どうしても占いを受けたいと言い出した。学生占い５～６分１０００円。まあこれも経験か、と二人で入る。彼女の悩みはもっぱら人間関係らしい。占い師の女性は時間をたっぷり取って、両親のことも見て、とても親切に対応してくださった。
タロットカードに興味津々の長女。「カードもやり方の本もうちにあるよ。」と言うと「やってみたい！」となった。美しい絵柄を気に入って買いそろえたのだが、子どもがいるとなかなか取り出せずに眠っていたカードだ。
初心者の私と１年生の娘が、一緒に本を見ながら大アルカナの意味を覚えていく。若い頭はやはり柔らかく、すぐに大意をつかむようだ。

過去、現在、未来を占うスリーカードオラクルで夫と私の分を占ってもらった。彼女が直感で選ぶと、すごく良いカードばかり出るのでびっくりしたが、勇気をもらった。
やりたいことは多いのに体力が付いていかない私の３枚は、節制の正位置、戦車の正位置、月の逆位置。
生活を変えつつある夫の３枚は、太陽の正位置、愚者の正位置、力の正位置。
タロットカードは不思議と良いヒントをくれる。
家族にも言えない悩みを知らない人に話したり、偶然に出たカードや数字に意味を見いだして人生を考えたり、冷静になると変な状況だと思う。でも、あまり気をつかうことなく自分のことを話せる場って、実はほとんどない。
一種のカウンセリングだ。

長女は今朝も、なにやら占っていた。彼女は嫌なあだ名で呼んでくる男の子との関わり方に悩んでいる。私の印象は「恥ずかしがり屋の子」という感じで、それほど気にしなくても良いと思うのだけれど、１年生にとっては大問題なのだろう。「また嫌なこと言われた！」と帰ってきたときは、なるべく否定もアドバイスもせず聞くようにしている。
占いでどのカードが出たのかは言わなかったが
「あまり怒らないほうがいいらしい。先生に怒られたくないように、友達にも怒られたくないよね。私は優しく許してあげるのがいいらしい。」

とかなんとか言って一人で納得していた。
彼女にとっても、困ったときの助けになったらいい。