技術料 1日_〇万円 その裏の経理
エンジニアの技術料って会社によって異なりますが、1日幾らという
ワンプライス的になっている会社が多いと思います。
それは、提示するときに明快です。
ただ、経理やSIer的な裏の計算式は違うという話です。
1年目のエンジニアが1時間で出来ることと10年選手が1時間で出来る
内容は異なります。
これを経理的に見積もると、
① 本人自給:給料を160時間で割って、会社負担の社会経費を乗せた分
(最低コストに、役職分の係数をかける場合が多いですかね)
② 事業部としての経費(有休、備品、消耗品費、管理職の給料負担)
③ 全社経費(前者としての、備品、消耗品、バックオフィス、経営者報酬)
④ 利益(数十%)
⑤ 1時間当たりの見積総原価は ①×②×③×④
ただ、便宜的に見積もるときは、お客さんには1日〇万円提示します。
例えば1万円のコスト基準で考えると、若手エンジニアなら1時間で
出来る仕事は10年選手だと、例えば15分のコストと考えないといけない
ということですかね。逆に10年選手が1時間かかる仕事は1万円ではない
ということです。
面倒なのでざっと均して誰でもワンプライスにすると、非常に厳しい
ことが発生する可能性はあるので、この感覚は大切にした方が良い
かもしれないですね。
新卒の1年目から、1時間1万円稼げる仕事は出来ません。
業種にも依ると思いますが、1年~3年と思った方が良いです。
ITエンジニアは3年と言われています。
働き方改革の中、教育の工数も減らさざるを得ませんし、定着率
によっては、さらにそこをカットしている企業もあると思います。
そのことは、会社員の多くが理解した方が良いですね。
今日はこんなところで。
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