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シナリオ食堂に参加してきたお話

今月2度目のオフラインイベントに参加してきました!
参加条件が「ゲームシナリオ制作の実務経験がある方」
ということで、ちょっと敷居の高そうに感じますが実際は…

寿司に釣られて、渋谷まで

相方に「お寿司が食べれる交流会イベントがあるよ」
と言われ二つ返事で参加を表明。
しかしページを見ると何やら敷居が高そうな…

前回一緒にオフラインにベントに行った友人も
「これは敷居が高いので様子見します」
相方も
「俺もシナリオの編集とかはGAJUさんのをやってるけど…
 メインではないし…参加資格が無い気がする」

ぼっち参戦!!!!

お寿司に釣られたのもありますが
前回は「勉強会」がメイン。
今回は「交流会」がメインということで、
色んな方とお話がしたくて参加しました。

正直、このページを見ると
「お仕事でゲームのシナリオを書いてる方」のようなニュアンス
…………ゲーム販売してるし大丈夫かな…????

かくいう私自身も「行く資格があるのだろうか…」と不安でいっぱい。
お祭りでもあるの?ってくらい密な渋谷に到着し会場に入りました。


綺麗、広い・お寿司!!!

会場に到着し名刺を2枚提出。
1枚は自分のネームプレートに入れ胸につけます。
…ちょっと名刺にイラスト入れちゃってて何だか恥ずかしい。

ちょっとというか結構恥ずかしい。

みんなビジネス名刺。

受付で前半につくテーブルと後半につくテーブルの番号を渡されます。
少人数のグループに分かれ
テーブルごとにファシリテーター(司会者のような存在)がついています。
久しぶりに人と話す私でも大丈夫かも!と参加するきっかけになりました。

ファシリテーターさんらしき人にお皿を手渡され、
お寿司を取ってくるように促されました。

うわッ!!すごい!!
いくらと~(*˘︶˘*).。.:*♡
サーモンと~( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡
あなごヾ(*´∀`*)ノ

お寿司を手に取りテーブルに戻りました。
人も増え始めていて…ファシリテーターさんらしき人に聞いた所
130人ほど参加するそうです。

始まるまでお寿司をお食べ、と言われ
「交流会始まる前に食べていいの!?」と思いつつもパクパク。

そしていよいよ交流会が始まり、まずは名刺交換して談笑します。

ここで思い出しました。
私は1人で出かけるのが…1人で人と会うのが数年ぶりで忘れてましたが
「私…無口なタイプだった…」
無口というか、喋り上手ではなく、どちらかというと聞き上手なタイプ。

それでも!みなさん話しかけてくれ
はぐれGAJUにならずにすみました。

そしてずっと不安だったことを…
「私はインディー、個人で活動していて
 ここに参加して大丈夫かなって思ってまして。」

ファシリテーターの方も、参加者の方も

「え!いいじゃないですか!
 色んな方が居ていいじゃないですかー!
 むしろインディーの参加は少ないと思うのでお話聞かせてください!」

よかった!!!!!!!!!!!!!!

ここからは安心してシナリオに関するお話をしたり
インディーについて色々質問されたりなど…
お寿司を食べる暇があまりないくらいに
色んな方とお話をすることができました。

後半はあるライターさんと
チーム制作あるあるの話で盛り上がりました。
「こっちではこうなんだけど…インディーはどう?」みたいな。

お話を聞くと企業もインディーもチーム戦だと大きくは変わらないことが
意外でした。
企業で、会社で働くならしっかりしたプロが…というイメージだったのですが・・・・・・・・・・・・・・(愚痴で盛り上がったので割愛)

んで!このお話が盛り上がった方の名刺があとあと波紋を呼びます。


モヤモヤ解消!トークセッション

株式会社アカツキゲームス・シナリオ職(ROOTS)でご活躍されているシナリオディレクター、ライターの方々のお話を聞きました。

ここで私の中にあったモヤモヤが解決します。

実は、別企画でゲームを制作しているのですが
私がメインの企画も抱えてるし、イラストも今後担当するにあたり
シナリオライターさんを外部でお願いしました。
(外部と言ってもリアル親戚なのですが…)

一応ゲーム業界のシナリオライター。
大丈夫だろうと思っていましたが、全然大丈夫じゃありませんでした。

「なんでゲーム業界に務めているライターさんなのに
 うまくいかないんだ?」

修正が非常に多かったのです。

話を戻してこのトークセッションでは
「(ライターさんの)評価の基準は?」というお話になりました。
ここでは全てを書きませんが、評価の基準の中に
「面白いよりも相手の求めた部分を反映させられてるどうか」
というものがありました。(ちょっとニュアンス違いますが)

これを聞いて
「あぁ、彼はこっちがこうしたい!こうしてほしい!これは入れてほしい!  
 の部分をまるっぽ無視してたんだ」

だから上手くいかず、何度見ても思ったものじゃない…ってなったんだ…

例えば「ここはドット絵で表現したいな。」というと
「ん~、それは出来ないな。」→へ!?出来ない!?

「世界観に合わせて少しおどろおどろしいのを入れてほしい!」
「わかりました。」→入ってない

「ユーザーが「なぜ?」と疑問に思う部分が、解決してないので、      
 解決してほしい。」
「わかりました。」→解決してない

半年ほど、そんなやり取りが続き
「好きに物語を書いていい」と言ったものの
前提としてのものがあるのです。

何度も何度も意識のすり合わせを試みるも
このトークセッションで思ったのは
相手は意識をすり合わせようと、何を意図して修正だすのかを
考えて頂けてなかったように感じました。

残念だと思うと同時にずっと、何でこうなってしまうんだ?
業界のプロなのにどうして??という疑問が一気に解けました。

結局その企画のシナリオは全て私が書き直し完成させました。
相方もNGや修正ばかりで、なまじ親戚なので強く言えず
2人で半年、頭を抱えていました。

これはシナリオだけに起こる問題ではなく
チームで制作していると稀に起こります。

優秀な方は「みなまで言うな…」と言わんばかりの
こちらの意図を汲み取り素晴らしいものを出してきます。

一方、我を押し通すタイプといいますか、
「シナリオ」「イラスト」「サウンド」だけが1人歩きしてるような
何度説明してもこちらの意図が全く伝わらない方がいます。
ゲームというのは全てが絡み合って1つの作品だと思います。
各パーツが1人で立ってしまうと、絡み合いづらい…

作品を絡ませるのもディレクターの役目だと思います。

話がズレましたが、このトークセッションでモヤモヤが解消したので
とてもスッキリしました!!


知ってるライターさんだった!

ゲームが大好きですが、特にライターさんの名前は存じ上げてないので
たぶん知ってる方は居ないだろうな。と思いながら参加しました。

それこそ何度か言ってるペルソナ2のシナリオライターさん
サトミタダシさんは大好きなのですが、その程度の知識しかなく。

少し上でお話したライターさん?なのか雇う側のお偉い方か…
とにかくちょっと愚痴で盛り上がった方。

イベント後、相方に
「こんな方々と名刺交換してお話したー!」
と名刺を見せると、
「ん…?この名前もしかして…」
となにやらググりだします。

「やっぱりだー!この人、PSO2のメインライターさんだよ!」

数年前、私達はPSO2というネトゲの沼にどっぷりハマりました。
シナリオは賛否ありますが、前半は結構良くて涙を浮かべたことも。

後半は引退してしまったのでわかりませんが、
私たちの中では結構有名な方です。

お話してるとき全然気づかなかったよ!
というかSEGAの名刺じゃなくて
別の会社に移ってたから余計分からなかった!!

ともあれ、引退した原因もシナリオの部分だったので
良くも悪くもとても思い出のあるライターさんだった…!!

ちなみに宇野さんと言うのですが
とても話しやすく、明るく良い方でした!


感想

まず行ってよかった!
もっとお寿司食べたかった!
でも色んな方とお話できてかなり良かったです。

そしてそんなに敷居は高くなかったです。
職業「板前」さんや「占い師」さんも居て(マジです)
シナリオに関連した活動や、今後したいと思ってるという方も居ました。

9割は現役の方だとは思いますが
インディーでもOK頂いたので是非次回も参加したいと思っています。

次はもうちょっと私もアクティブになれるように頑張る…!

色んな方と繋がれる素敵な機会でした!
とても刺激を受け、短いながらもあっという間の一時でした。

インディーや個人の方でもトークセッションのお話はとても興味深いお話で
ゲームシナリオという独特な難しさのある創作ですが
プロも個人も関係なく悩みがあって、共有できる素晴らしさがありました。

是非インディーの方も参加してみると素敵な出会いがあるかもしれません。

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