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相撲観戦

この夏(春?)の相撲観戦に行ってきた。身近に相撲好きの人がいて、誘われるとたいてい一緒に行っているのだ。

とりわけ相撲好きでもファンでもない私がなぜ観戦に行くのか。もちろん一緒に行く人との時間が楽しいから、ということもあるけれどそれだけで毎期行く気にはならないわけで理由がある。

はじめに断っておくと、私はとくに相撲好きではない。もちろん嫌いでもない。力士の名前もよく知らない。テレビやニュースでもほとんど観たことがなかった。

そんな私が相撲観戦に初めて行ったときのことをふまえながら、いま考える相撲観戦の魅力について書いてみたい。

ここ両国に来ると駅から会場まで、いたるところで「相撲」というものの伝統を感じさせられる。

相撲は『古事記』や『日本書紀』にも書かれているように、もともとは農作物の収穫を占うための祭事だったようだ。それが力くらべに発展していった。

そんな相撲、神話とも関係している非常に神的なものなのだ。

取り組みの後には、どちらに向けてでもなく拍手をして二人を讃える。
こういう光景はあまりないのではないか。

応援していた側にも、そしてその相手にも送る拍手の意味は、勝ち負けではなく頑張って戦ったことを敬う意味があるのだ。
そして盛り上がりの拍手と共に会場を取り巻くのは、観客の笑顔だ。

見知らぬ何の関係もない人々がみんな合わせて笑顔と拍手をする瞬間。これほど美しい瞬間がほかにあるだろうか。
知らない人の歓声に合わせて、ほかの人も声をあげていったり。

そう、ここはディズニーシーみたいな空間なのだ(!)※ディズニーランドよりシーのほうが記憶に近いので。

ふだんは知り合いでもなんでもなく、見知らぬ人同士なのに、この一瞬感だけは一体感が生まれる。

もちろん相撲でだけ起きることではないけれど、こういうすてきな瞬間を感じられるのも相撲観戦の醍醐味だ。

なんだか私が相撲観戦好きみたいになってきた。そうなるにはまだまだ修行が必要だ。

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