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人を動かす。

実は意外と、人とのコミュニケーションを毎日、意識しながらとっている。
『これはどうですか?』
『実は困っていて...』
というような相談への返答や、
『面白いね~!』
『これをやってみたい!』
という感想から提案まで、5秒の間に脳みそをフル回転している。
相手の反応が良くなかった時や、変な感じになってしまった後のトイレは、1人反省会。
『声かけ間違ったな、、、意味が違って伝わってしまったな。』
なんて、よく考える。
それくらい、日々のさりげない声かけから意識している。
自分の行動・言動が、≪これから自分がやりたいこと≫の布石になるからだ。

最近、時間をかけて読んでいたのは、
『人を動かす』(D.カーネギー著)
という本。何かお願いごとをする時。協力をしあう時。指示を出す時。「こうやってほしいな」と思う時。様々な場面で、周りの人に動いてもらうことがある。
だが、果たして、
「これやってくれませんか?」
「じゃあ次はあれをやろう!」
「実は、このようにやってほしいのだが」
といった声かけだけで、人は動くだろうか?その場はしのげても、また同じことの繰り返しにならないだろうか?気分は害さないだろうか?

どのような声をかけたら良いのか。どのようにしたら、その人が自分から動いてくれるのか。
人を動かすためのその場の【コツやテクニック】が書かれているわけではない。大切にすべき【自分の中のマインド】が書かれているのだ。

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本の内容は、、、ネタバレもあるので書かないことにする。
この本の進み方として特徴的なのが、
≪D.カーネギー氏が、誰かから聞いた形式≫
で書かれていることだ。
「私がとある晩餐会に招かれたとき....」
「~州の機械工をしているXXXからこんな話を聞いた...」
「かのセオドア・ルーズベルト大統領は...」
ほとんどがこのような形式で書かれている。
様々な登場人物がいて、様々な場面での話なので、その情景を思い浮かべながら読むことができた。
何より納得いったのが、
『これだけ多くの人の話を、詳細に、他者に伝えることができるくらい覚えている人が言う(書く)んだもの、そりゃ多くの人たちが動かされるわな』
ということ。
読んでいて本当に楽しかった。

人への伝え方、物事の進め方、自分の生き方。
『あぁ、うまくいかないな!最近!』(自分のモヤモヤ)
『あいつがこーだからこんな風に、、、』(友人にこぼす愚痴)
『自分がやってるのに!!』(周囲への不満)
こんな風に思うことがあると思う。

どうだろうか。そんな時こそ自分を振り返り、
『どうやったら人が動くのか?』
を一緒に考えてみよう。
何か、変わるかもしれない。

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