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自分が見える世界が『全世界』??

本日は休日。前日は礼文島にいる友人と「ワークキャンプを島に誘致できないか?」と作戦会議をしていた。何かできそうな匂いがプンプンとしている。ちょっと本腰を入れて、【日本最北のワークキャンプ】の誘致に向けて動いていこう。

そんな前日を過ごして、今日はDVDを借りて映画を見た。部屋のカーテンを閉めて、コンポとテレビを繋ぐだけで、簡易マイシアターの完成だ。
今日見た映画は、
『ルワンダの涙~Shooting Dog~』
という、90年代のルワンダ内戦の事実を基にした作品だ。知ってましたか?1994年の4月から100日間で50万~100万人が虐殺された、といわれるルワンダ虐殺。その渦中で活動をする神父と英語教師、国連のPKO活動で駐留している国連軍、それぞれの思いや立場が詳細に描かれている。

ルワンダの涙

80年~90年代にかけて世界中で様々な紛争・内戦があった。カンボジア内戦や、ユーゴスラビア紛争、湾岸戦争、アフガニスタン紛争、、、これらはごく一部である。
このルワンダ紛争は、同時に起きていたユーゴスラビア紛争に比べて、世界的に取り上げられることが少なかったようだ。ユーゴスラビア紛争は立地条件や各国の外交などが大きく絡んでいたため、何かと話題になったようだ。
しかし小国ルワンダで起きている内戦はあまり取り上げられなかったようだ。100日間で50万人以上が亡くなっている異常事態、というのにだ。

カンボジアへ授業で行ったときにインタビューをした日本人女性は、
「紛争が起きている当時は、そんなひどいことになっているなんて知らなかった。情報が入っていなかった。」
と仰っていた。また私の両親も同様に、
「カンボジアのニュースをはじめて知った時には、すでに被害が拡大した後だった」
と言っていた。私は当時を生きていないため、実情はわからないが、当時を生きていた方々に尋ねてみても、あまり知らないようだった。
この人たちが『無知だなぁ!』と言いたいわけではないし、批判をするわけでもない。ただ、毎日テレビを見て、スマホを見て、ラジオを聞いて入ってくる情報だけが全てじゃないのでは?と思うのだ。
(日本のメディア体質も気になるが。)

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最近では東アフリカのエチオピア北部で内戦状態となって数千人の死者が出ているようだ。中国の新疆ウイグル自治区にある『再教育施設(中国政府曰く、職業訓練センター、、、らしい)』で、ウイグル人が大量に拘留され人権侵害が起きている模様だ。
世の中で起きていることを全て知ってほしいわけじゃない。ただ、自分が見えている世界が全てじゃないんだ。『コロナ』や『Go To』、『芸能人の不倫・浮気』、『汚職・桜を見る会』といったことだけが、日本や世の中で起きていることの全てじゃないんだ。そこをしっかりと認識してほしい。限られた情報だと、自分たちができることが広がりにくくなる。これが一番、私が恐れていることだ。

ちぇーずーばぁ。
カンボジアの遺跡は神秘的だったなぁ

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