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新緑


新緑が目に眩しい
太陽を背にのせた葉たちの輝き、

あのひと夏をかけた部活 
だらだらと過ごした昼下がり
バスにゆらゆら揺られながら眺める、焼けたアスファルト


一瞬の風景で、
脳裏にきらきらとひかるあの思い出たち

こんなときふと顔を覗かせては、
ただただ過去を恋しくさせる


戻らない季節 なにげないやりとりが

もう手に入らないものばかり、恋しくてさみしくて、どこかへ逃げ出してしまいたい


おんなじ太陽でも、おんなじ新緑でも、
わたしのなかにずっと残っている、あの輝きにはもう出会えないと知っているのに


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