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ほどよく自分に期待しないプロセス設計のスゝメ。

これはいい感じにはたらくTips Advent Calendar 2019の記事です、12/23月の担当。
執筆している仲間たちはこちら

今回こういった機会をもらったことで、随分前にアカウント作成したものの何だか腰が重くて書いていなかったnote執筆をスタートすることができました。きっかけ大事、ありがとうございます青田さん_@AotaTsutomu

きっかけ

こんなツイートをしたところ、有り難いことにいろいろな方から反応を頂きました。(本記事の後半で実際のdailyアンケートフォームを開示しています)

その中で、青田さんからお声がけ頂きまして、

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ガッテン!
ということで、この記事では私自身が普段行っている仕事への向き合い方と考え方をサンプルとして紹介して、読んで頂いた方々にとって少しでも参考になる内容が提供できれば嬉しいなと思う次第です。

ちなみに、私はこんな感じです。
何者かでありたいと思いながらまだ何も成し遂げていない、自意識と実力とのギャップに悶え苦しむことがままある、持ち場でがんばっている普通の人間。

自分に期待、してますか?

--私は期待していません。

正確に言うと、自分に正しく期待するには、期待するに足る環境設定が必要で、 "手放しで自分に期待する" なんてことはできないと考えています。

これは半分、面倒くさい私の性格に起因する、深層心理の僻みによるものだと思いますが、誰もが自分に期待して期待した分の実績を出しているのだとしたら世の中の男性は全員が「英語ペラペラでマッチョになっとるわ」と思っています。

自慢じゃないですが、私はオンライン英会話を合計で4つ契約して退会しました。スポーツジムを合計で3つ契約して退会しました。明日食べようと思って買ったおやつは今日食べます。本当に自慢じゃないですね。

いやいや自分に期待するのがとにかく重要だ!という方がいらっしゃったとして、何を言ってるんだそんなに人間強くないよと思って対話しながら、もしその方が英語ペラペラのマッチョだと分かったとしたら迷いなく秒で頭を垂れます。

でも、私を含む多くの人間はそうじゃないと思う。
自分の現在地と特徴を、正しく自己認識するところから「いい感じではたらく」ということはスタートするのだと思います。大きすぎる自意識や理想像は自分を不必要に追い詰めます。

手放しで自分に期待するとは

本noteでは「意識したら → 速攻で行動して かつ 継続できること」を指します。

耳タコかもですが、参考になる言葉がありますね。

意識が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
--ヒンズー教の教えをアレンジしたものらしい

一方でもうひとつ。
説得力ありますね、なんたって大前研一御大です。

人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変らない。
もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
--大前研一

いやでも、だとしたら、どうすればいいのよと。
意識かえるぞー!でも無意味だぞー!みたいな出口ない。

私なりの、いい感じにはたらくTips

オンライン英会話を契約する私も、スポーツジムに入会する私も、その時にもっている「なにかしら自分を変化/成長させたい」という熱い想いに嘘偽りはないわけです。
でも、合計で7つを超える同じような顛末を辿ると流石に気付くわけです、意識ドリブンでは無理だなと、あと気付くの遅いなと。

意識では上手く機能しないならどうするか。
初期アクションのトリガーを意識ではなく、もう既に普段の行動や習慣になっているプロセスの中に取り込むのがよさそうだぞと。

そんな経緯と後述する理由があって、dailyで日々を振り返るフォームと習慣をつくりました。

内容はこんな感じです。
※フォームの作成画面だと全員編集権限ありになる様子だったので、回答画面ですみません。もし気に入って頂いた方がいましたら参照してご自身で作成いただければ幸いです。

読書したり,人から話を聞いたり,なにかふと気づいたり,あれいいなと思ったりしたら、項目を追加する感じです。一方で、「この項目あるけど、いまの自分にとって重要じゃなくなってきたな」と思ったら削除する。

自分は、このフォームをgoogleカレンダーにdailyで表示させていて毎日回答しています。既にある自分の習慣としてgoogleカレンダーはPCでもスマホでも確実に毎日見るからですね。意識して見に行かなければいけないところには置かない。

余談2つ;
たまに、新しい取組とかプロセスを導入しようとする時に、まったく新しいひと手間ふた手間を遠慮なく追加しようとする人がいたりします。こういった人々はよく「言ったけどやってくれない」と言います。
そうじゃなくて、既にあるプロセスの中に組み込んだり、手間のかからないもしくは、手間がかかったとしても自然と完了せざるを得ない行動を設計するか。これが随分違う。

「愛する」というのは動詞であり行動の蓄積であるという考え方が好きです。気持が継続しなかったらどうしようとかそれは問が間違っていて、自分がコントロール不能な感情というよくわからない存在を理由にするのではなく「相手の目を見る」とか「関心を持って話を聞く」とか「ハグをする」とか自分でコントロール可能な行動と捉える感じ。👆のdaily振返り【スタンスチェック】の1つ目の設問にも入ってますね。

精神衛生を保つということ

また、この取組をしているのには、もうひとつ意図していることがありまして、「精神衛生を保つこと」で、どっちの差分に注目するか、という話です。GAPに着目ばかりしていたら流石に辛くなる。

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根本的にストイックな人はどうでもいいと思うのですが、日々の進捗なんて些細なことで意識しないと気づかないものが多い。でも、その些細な変化であっても重要な差分の一部なことに変わりはないわけです。

その一歩自体は小さいけど、価値のある一歩なのだと。dailyの振返りで、自分自身が行ったことを見過ごさずに認識する。理想を高く置くのは前提だけど、健全な内省の習慣=メタ認知のサイクルを回す。抽象と具体を行き来する感じですね。

結論、行動がすべて

こんな取組をしているくらいなので、自分は根っからのストイックでもポジティブでもないと思っています。でも、たまにストイックですよねと言われることがあり、

多分、こんなところがその印象の元なのかもと。
・意識ではなく習慣化しやすい行動を変えるところ=行動を継続している
・日々の差分にニュートラルに着目しているところ=進捗を意識している

取り留めの無い文章になりましたが、誰かしらの「いい感じにはたらく」にミートするとしたら嬉しいです。

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