【読書感想文】新訳 原因と結果の法則

自己啓発書の古典ともいえるジェームズ・アレンの有名タイトルの新訳版です。といっても旧版とどう違うのかはわかりません。

 角川文庫より出ていたのを本屋さんで見つけて購入しました。

とっても薄くて読みやすそうなのですが、1文1文を噛みしめるように読んだので思いの外時間がかかりました。

「あなたの人生を作っているのはあなた自身である」

一言でまとめてしまうとこうなるでしょう。

内容はシンプルかつ当たり前のことが書かれていると感じてすぐに読むのを辞めてしまう人も多いかもしれません。

「思考」とか「法則」とか「自分自身」とか「マインド」とかの単語がこれでもかと何回も繰り返し使われていて、同じ話を何度も繰り返しているような印象もうけました。

でもだからといって内容が薄いというわけではなく、大切な教えを繰り返して唱えて心に刻みつけるような印象を持ちました。

他にも古典的な自己啓発の名著と言われる本を読んだことがありますが、歴史上の偉人のエピソードを数多く紹介しながら、ただ寸暇を惜しんで努力しなさいといった内容だったので、正直、げんなりとしてしまった経験がありました。

それに比べれば、こちらは例として出てくるのは全て寓話であり、遥かに受け止めやすいと感じました。

一読したからといって、すぐに成功するとか人生が豊かになるといったたぐいの本ではありませんが、折に触れて読み直したいと思いました。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?