チーズinハンバーグ
箸を入れた瞬間、肉汁がジュワッ。
「あーっ、もったいない!その肉汁、もったいない〜っ!」
心の中で叫びながら、しかし容赦なく、箸をずいずいとハンバーグに押し付ける。
端っこを切り取って、鼻息荒く、一口目。
口の中にひろがる甘み。甘み。天海祐希。
子どもの頃、ハンバーグは単純にひき肉の塊を焼いたものだと思っていた。
玉ねぎが入っていると知った時、甘みの正体を知って感動した。
二口目にむけて、また、箸をずいずい。
すると……
なんということでしょう(C.V.サザエさん)。
チーズが入っているではありませんか(C.V.サザエさん)。
「お前…!!チーズinハンバーグだったのか!!好き!!」
心の中で叫びながら、わくわくの二口目。
まろやかチーズのとろみ。とろみ。とろみ祐希。
チーズinハンバーグって、よく考えるとチーズが主役になっちゃってる言い方だな……と思いながら。
いやでもこれはもうチーズが主役でいいのかもしれないな……とも思いながら。
三口目にむけて、また、箸をずいずい。
ずいずい。
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