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#02 カメラ選び。

こんにちは。
note投稿を日課にしたいわたしです。

今回は前回宣言していた通り、X-T5を選ぶまでの紆余曲折をお話させていただきたいと思います。よろしくお願いします。


【わたしのカメラ選びの重要ポイント】

カメラをはじめた理由は初投稿時にお話した通りなのですが、ではいざカメラを購入しよう!となった時に、初心者のわたしはなにをどう検討したらいいのか全く分からず、正真正銘0からのスタートでした。

わたしがカメラ選びで重視したのは、
・できるだけ軽いボディ
・見た目がクラシカル
・手に取った時にテンションが上がるか
・ファインダーを覗いた時にテンションが上がるか

この4点でした。

1つ目の【できるだけ軽いボディ】については過去の失敗を恐れての理由です。1度目のカメラ人生は重さに慣れる前にカメラ設定がうまくいかず飽きてしまい、すぐに幕を閉じてしまいました。カメラというものに慣れていないわたしが、普通なら持ち運ばなくてもいいアイテムを外に持ち出すには、とにかく軽いボディでないと難しいと考えました。

2つ目の【見た目がクラシカル】というのは3つ目の理由にも繋がるのですが、カメラを一つのアクセサリーとして考えて、カメラを持ってる自分を好きでいることが大事だと考えたからです。どれだけ性能がよいカメラを購入しても、そもそもカメラがまだ根付いてないわたしには違いがよく分からないし、それなら持っていてテンションが上がる、とにかく手に取っていたいと思えるようなカメラを選ぶことの方が最初は重要だと思いました。

3つ目は2つ目と同じ理由です。とにかくカメラを自分の中に定着させることが最重要項目であったため、わくわくドキドキを大事にしたいと思いました。

4つ目の【ファインダーを覗いた時にテンションが上がるか】
これはわたしにとってかなり重要なポイントでした。理由は【写真を撮る一連の動作の中で一番わくわくドキドキするのがファインダーを覗いている時】だったからです。今後も多分このポイントは変わらず最重要項目のままだと思います。

好きこそものの上手なれ
何事も、この一言に尽きると思います。

【カメラ探し】

最初に候補に挙がったのは【NikonさんのZ fc】でした。
見た目がクラシカルで、ファインダーから見える世界も綺麗で、ボディも軽く、手に取った時テンションの上がるとても素敵なカメラです。今もサブカメラとしてお迎えしようか迷っているくらい大好きなカメラなのですが、家電量販店でカメラを構えた時、グリップがないことでフィット感を得られず、なんだかしっくりこなかったのです。エクステンショングリップを装着すればいいのかもしれませんが、このカメラはそのままの姿が完成されすぎていて、なにかを別で装着することに違和感を感じてしまう気がして、保留になりました。

次に候補に挙がったのは【NikonさんのZ30】でした。
こちらのカメラはとにかく軽い!小さい!フィット感◎!でもファインダーがない…。見た目もクラシカルではなく、わたしが大事している手に取った時のテンションの上がり方は、Z fcよりも小さかったため保留になりました。(このカメラも本当に素敵なカメラですし、ただわたしの勝手な好みのせいです。すみません。)

その他にも各メーカーのフルサイズカメラも検討してみたのですが、正直わたしにとっては重すぎて持ち運ばなくなる未来が見えることに加えて、初めてのカメラとして選ぶには高額なものが多かったため断念しました。

【FUJIFILMとの出会い】

そんなこんなで一向にカメラ選びは進まず、どうしたものかと頭を悩ませていた時にとある家電量販店で【FUJIFILMさんのX-S20】を見付けたのです。見た目も可愛くてコンパクトで軽量。ファインダー◎!フィット感◎!このカメラが欲しい!と120%で思えるカメラを見付けてテンションが爆上がりしたのを今でも覚えています。そして当初のカメラ選びの重要ポイントにはなかった【写真の色味】がとても大事なことに気付きました。FUJIFILMさんはフィルムシミュレーションという機能があり、撮って出しでも魅力的な写真が撮れることが有名です。その機能を知ったわたしはすっかりFUJIFILMさんに魅了され、最初にお迎えするカメラはFUJIFILMさんのカメラが良い、と強く思うようになりました。

ですが皆様ご存知かもしれませんがとにかく品物がない。欠品・欠品・欠品!しまいにはX-S20は家電量販店で展示もされなくなり、何か月待っても注文すらできず、カメラを早くお迎えしたいのに何も出来ない時間が続いてしまったことで、徐々に気持ちもしょぼないでしまい、もうやめようかなというところまで落ち込んでいきます。

そんな悲しい時間を長々過ごしながらカメラの入荷を待つよりは、最初に欲しいと感じたZ fcを購入して早くカメラを手にした方がいいのではないかと考え、オンラインストアでカートに入れ支払画面へ進んでは購入ボタンを押せず。Z30を購入しようとしては購入ボタンを押せず。そんな時間がかなり長い期間続きました。

それならばとX-S20以外のFUJIFILMさんのカメラを検討し始めるのですが、やはりX-S20やZ fcなどのコンパクトで軽いカメラを購入しようと考えていたわたしにとっては重量感があり、X-S20の魔法にかけられていたため「もうちょっとしたら入荷するかもしれない…」という気持ちも邪魔をして、これまた購入に踏み切れないまま、カメラを検討し始めて半年以上が過ぎていました。

【最初は一番フィットしなかったX-T5】

このままじゃそもそもの目的である「写真を撮ること」すら始まらない、ないものはない!切り替えてあるものを買おう!と決め、やはり最初のカメラはFUJIFILMさんがいいとX-H2やX-H2S、X-T5が候補に挙がるのですが(GFXはさておき、当時新品で販売していたのがその三機種でした。中古は何故か考えていなかったです。)それぞれ手に取ってファインダーを覗いた時、X-H2・X-H2Sは約576万ドットなのに比べて、X-T5は約369万ドット。なんだか見える映像がぼけて見えて、他の二機種に比べて明らかに差を感じ、X-T5は候補から除外されました。しかし、まさかの落とし穴にはまっていたのです。

【知らない、は怖い】

今でこそX-T5を選んで本当に良かったと感じていますが、最初にファインダーを覗いた時のがっかり感があまりにも強く根深く印象に残ってしまい、それからはそもそもの候補にX-T5を入れずカメラ選びを進め始めます。まだX-S20への未練を捨てきれず、X-H2・X-H2Sの重量感にも勝てず、FUJIFILMさん以外を選択する決心もつかず。八方塞がり状態の時、ある時家電量販店でもう一度なんとなくX-T5を手に取りファインダーを覗いてみました。するとあんなにぼやけて見えた映像がものすごく綺麗になっていたのです。その時は理由が分からないまま、このカメラめっちゃいいじゃん!バリアングルよりチルトがいいからなんならX-S20よりもわたしに合うかもしれない!と、思いっきり手のひらを返したわたしは、X-T5を購入するかZ fcを購入するかでまた数か月悩むことになるのですが、わたしがはまっていた落とし穴の原因は【視度調整】でした。

カメラの知識が全くないわたしにとって視度調節ダイヤルは勿論頭になく、最初に手に取ったX-T5は視度調整は適切ではなく、次に手に取ったX-T5は視度調節が適切だったのです。もし2回目のX-T5の調整も適切ではなかったら、わたしは多分Z fcを購入していたと思います。知らないって怖いですね。

【レンタルサービス】

カメラ選びがほぼ完結しそうなところであろうことかわたしは「本当にカメラを購入してもいいのだろうか…」という不安に襲われます。高額なカメラを購入したのに以前のようにまた使わなくなってしまったらどうしようと、よわよわな人間性が表に出てきてしまったのです。そこで利用したのがカメラのレンタルサービスでした。一か月カメラをレンタルして、その時自分がどう感じるかで決めようと考えました。

レンタルしたのはFUJIFILMさんのX-E4
とてもコンパクトでかわいらしいクラシカルなカメラです。結局レンタル期間中外に持ち出せたのはほんの数回でしたが、わたしにとってはそれだけでも十分にカメラの魅力を知ることができる素敵なカメラでした。

まいふぁーざーと海。
印象的な赤。
柵の向こうに見える海。
上からの景色。

【カメラ購入の決定打】

お取り寄せになってるけど、注文はできる!よし、X-T5を購入しよう!そう決心した矢先、FUJIFILMのとある出来事で界隈がざわざわすることがありました。XやYouTubeでかなり話題になったざわざわだったのですが、そのことがきっかけでFUJIFILMを離れる方も見受けられ、カメラ初心者のわたしはまた不安になってしまいました。本当にFUJIFILMさんを選んでいいのかな…と初心者だからこそ慎重になってしまい、Z fcが再度購入候補に挙がった時、ちょうど開催されたXsummit2024 SIDNEYのライブ配信を同時視聴配信しているFUJIFILMユーザーのYouTube配信者の方のライブ配信(日本語がややこしくてすみません。)を視聴させていただき、普段人見知りでびびりのわたしはコメントしないのですが、勇気を出して購入を迷っている件を相談したところ、「Z fcを購入したほうがいい」という視聴者の方もいらっしゃったのですが、たくさんの方にX-T5の購入を後押ししていただき、配信者さんご本人も撮りたいものがサーフィンならX-T5で大丈夫ですよ!とお墨付きをいただけたのが安心材料となり、ようやく次の日X-T5とレンズ、その他アクセサリ類を注文することができたのです。長い長いカメラ選びの旅が終わりを迎えました。本当に長かったです…。

【カメラ選びで大事なこと】

一年近くカメラ選びで迷い続けたわたしの経験から今思うことは(悩みすぎ。)、「どうしてカメラを購入したいのか」
「なにを撮影したいのか」
「カメラを選ぶ時なにを重要と考えるのか」
この3点をしっかりと考えて選ぶのがいいと感じました。
またカメラ初心者は一人で悩まない方がいいかもしれません。
一度各メーカー全てのカメラを触った後、カメラ選びで重要なポイントに当てはまる機種を見付け、不安や疑問があるならカメラ知識がある人に聞く。
そうすればきっと、自分にぴったりのカメラが見付かると思います。

カメラを決めるまでとても長い時間がかかりましたが、X-T5を選んで、FUJIFILMを選んで本当に良かったです。これからもたくさんの写真を撮影して、わたしの人生の記憶を記録し続けていきたいと思います。

とても長い文章になってしまいましたが、以上が【わたしがX-T5を選ぶまでのお話】でした。

咲きかけの紫陽花。 / X-T5

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