#04 フィルムシミュレーション【作例あり】
こんにちは。
いよいよ溶けてなくなりそうなわたしです。(まだ六月。)
今日はわたしがFUJIFILMを大好きになった理由の一つ、フィルムシミュレーションについて作例を交えてお話していきたいと思います。全てのモードを同じ写真で比較したことがなかったので、自分にとってとても勉強になる取り組みでした。撮って出しで魅力的な写真が撮影できるFUJIFILMは最強です!
設定については明るさを露出補正ダイヤルで+1.0明るくしており、スムーススキン・エフェクトを弱、それ以外は全てオフ or 0にしております。FUJIFILMは何も設定していないと若干青みが強いのですが(あくまでわたし的な見え方ですが。)、それについても設定せずそのままの写真を載せております。
またこちらの記事はフィルムシミュレーションの色味について丁寧に解説している【FUJIFILM 画質完全読本】を拝読した上で書かせて頂いております。
【00.一覧】
【01.PROVIA / スタンダード】
人物・風景・夜景など全てのシーンに適したオールマイティなフィルムシミュレーションです。ただスタンダードと名前にはありますが、ニュートラルというわけではなく、その時に見た景色の記憶や思い出をそのまま魅力的に閉じ込めてくれるような、綺麗な魔法がかかるモードだと思います。
派手派手しくなく、でも落ち着きすぎてもいない。
心をくすぐる秘密の隠し味を忍ばせてくれる、そんなモードだと思います。
【02.Velvia / ビビッド】
フィルムシミュレーションの中で一番高彩度でコントラスト高めなモードです。とても鮮やかな色で溢れた活き活きとした写真が撮れるモードですが、やりすぎ感はなく嫌味のない発色です。ただ露出設定が難しいです。
原色が含まれた被写体に対してパワーを発揮する、色を前面に押し出した写真が撮りたい時に選びたいモードだと思います。
【03.ASTIA / ソフト】
血色の良い綺麗な肌色に写してくれるフィルムシミュレーションだと思います。風景などにも勿論マッチしますが、撮影対象が人物である時に選びたくなるモードです。まろみと鮮やかさ、どちらも持ち合わせているので、おいしいご飯を撮影する時にもこのモードを選ぶことが多いです。
Velviaよりも露出設定がしやすいので(わたし的にです。)、色鮮やかな撮影がしたいけど黒つぶれや白飛びが怖い時はこのモードを選ぶようにしています。
【04.クラシッククローム】
わたしが一番大好きなフィルムシミュレーションです。色に若干のくすみが混じっているのに、透明感も共存している、とにかく唯一無二のモードだと思います。他のモードに比べて少しシアン寄りの発色で、肌色にも透明感を与えてくれるのが本当に大好きです。
愛が溢れすぎて逆になにも語れないほど、このフィルムシミュレーションを愛してやまないです。ありがとう、クラシッククローム。
【05.PRO Neg.Hi】
こちらは素材の味をそのまま活かすようなフィルムシミュレーションです。個人的にはPROVIAについているスタンダードという文字をこちらにつけたいくらい色を丁寧かつ忠実に表現してくれるモードだと思います。
発色はフラットに、でもめりはりはほしい。そんな写真が撮りたい時にこのモードを選ぶとその願いに応えてくれます。
【06.PRO Neg.Std】
こちらもPRO Neg.Hiと同じようにスタンダードという文字をつけたいような、とても忠実な発色をしてくれるフィルムシミュレーションですが、PRO Neg.Hiよりもやわらかな表現をしてくれるモードになると思います。
また光とも相性がよいモードだと感じるので、晴れた日の風景写真を撮影する時に選ぶことが多いです。彩度は若干低めに感じますが、落ち着いた表現がしたい時にはとてもぴったりなまろやかな色表現をしてくれます。
【07.クラシックネガ】
今も昔も大人気なフィルムカメラで撮影したような表現ができるフィルムシミュレーションです。わたしの中では一番個性的で、使う場面は若干選ぶ気がします。だからこそ上手に使用すれば、フィルムシミュレーションの中でもトップクラスにえもえもな写真を撮影することができるスペシャルなモードでもあると思います。SNS映え◎
暗部の表現に癖があるので(これまたわたし的にです。)、そこに撮影の難しさがある気がします。なので初心者のわたしは明暗差がはっきりしている場所ではこのモードは選びにくいです。いつかこのモードを使いこなしてみたいものです。
【08.ノスタルジックネガ】
他のモードとは違った温かみを表現できるフィルムシミュレーションです。こちらもクラシックネガのように、懐かしさを感じさせる写真が撮影できるモードだと思います。夕日にとても合います。もちろん日中にも合います。
その名の通りノスタルジックなえもえも写真が撮影できます。クラシックネガの仲間だと勝手に思っていますが、こちらはあまり癖がなく、撮影難易度は優しいです。色んな形での愛情を表現する時に選ぶモードになります。
【09.ETERNA】
静止画の奥に存在する動的な物語を伝えたい時にぴったりなフィルムシミュレーションだと思います。動画の一瞬を切り抜いたような表現をしてくれます。
今にも写真がぱらぱらと動き出しそうな、そんな不思議なモードなので、自分の記憶を映画のように記録したい時このモードを選びます。特に両親のサーフィン姿を撮影する時に使いたくなります。こちらもえもい。
【10.ETERNA ブリーチバイパス】
こちらのフィルムシミュレーションはクラシックネガとは違った意味で個性的な色表現ができるモードです。ほとんどモノクロに近い彩度の低さと、それを惹きたてるようなコントラストの高さが魅力的です。
低彩度ではありますが、しっかりと色を感じられるので、逆に色々な想像ができる写真を撮影することができます。不思議だ。まだわたしには上手に使いこなせないモードの一つですが、積極的に使用していきたいです。
【11.おまけ】
こちらは自分でRAW現像した写真です。一つ前の投稿でお話させていただいた「自分らしさ」を見付けるための練習作品になります。艶っぽさ・湿度・透明感をましましにしたい気持ちを表現しようとしました。ただ人物が合成っぽい気がします。RAW現像はやればやるほどどんどん迷子になるので、思考を数値に変えられるようになりたいです。
【最後に。】
いかがだったでしょうか。FUJIFILMの魅力が少しでもお伝えできていれば嬉しいです。わたしもさらに愛がましましになりましたし、自分の中にフィルムシミュレーションを選ぶ時の基準が生まれたような気がします。ふわふわした考えを言語化するのはとても大事なのだと改めて感じました。noteと、noteを始めた過去の自分の感謝。
ぜひ、みなさまの好きなフィルムシミュレーションをコメントで教えていただけたら嬉しいです。
よろしければサポートをよろしくお願いいたします! いただいたサポートは今後の活動資金に使用させていただきます。