野良猫腸戦日記 原作⑦

七章 猫じゃら市中央総合病院

 翌朝、隣町のおじ猫に車で猫じゃら市の中央病院まで連れて行ってもらった。しかし、そこでまた新たな問題が出てくることになる。
まず、第一に、初診でたくさんのお金がかかる。(当時の協同組合病院は高かった。)
次に、担当医(研修医)に振り回される。
どういうことかというと・・・
まず、担当医の名前が一緒だったので、妙に親近感を持たれ、懐かれてしまった。それは別にいいのだが、問題は検査結果だ。
まず、造影CTを受けたのだが、結果が・・・
腸の右半分に血流がほんの少ししか確認できない。研修医大慌てである。次に、MRI検査で、肝臓に巨大な腫瘍があると誤診される。

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