【朗読・話し方Q&A】独特の節からの脱却

朗読・話し方のQ&Aです。

Q.
朗読初心者です。
テープにとって聞くと、何か独特の節が付いているように思います。一生懸命になればなるほど、また淀みなく読めたと思う時ほど、
リズムというか節というか
気になります。
気をつけていても、いつの間にかそうなっています。
どうすれば良いでしょうか。

A.
独特の節、ついちゃいますよね。
一生懸命になればなるほど、そうですよね。
何年やっていても、節、一回染みついてしまうとなかなか脱出が難しいと思います。

まず、自分の節が気になる、という所、大事だと思います。自覚的であること、気付けているということがまず、脱出への一歩だと思います。
自分の節、癖がどのようなものかを知ること、それに注意していくこと、だけでも大きな一歩かと思います。

よくある節としては、文章の構造を無視して、単語を強調してしまう、などのパターンですが、
気になる「節」はどのようなものでしょうか。

日本語の構造として、文章の最初の言葉が音が高くて、
続く毎に段々音が低くなっていく、
というのがあります。
内容の切り替わりだったり、特に大切な情報の時に音を再び高くしていく構造が基本かと思います。
なので、上がり下がりが頻繁に出てくると、
文章自体に多くのうねり・波が出来て、
それが節になっていくパターンが多いかと思います。
うねりが多いのであれば、文章の構造を見直して、
必要ないうねりを削っていくといいかもしれません。

また、普段自分が会話をする時など、そのような節はあまりないのではないかと思います。
普段の自分の喋りを、ある程度ベースに考えていくと、節が減るかもしれません。

あとは、「変な節がなくて好きだな」と思える人の朗読を聴いて、一度、それに合わせて真似して読んでみる、というのも効果があると思います。
良いものは積極的に盗んでいくと、上達も早いと思います。

疑問・質問など、質問箱までお寄せいただければ、
がんばって答えようと思います。


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