Mリーグ 雷電ハギーの大三元逃しに見るパラドキシカルなロジックとは?
さて今回はハギーの大三元逃しについて軽く話をしてみたいと思います。ヤフコメなどを覗いても大勢は擁護する見方でありこのnoteは違うとは思いますが、一応書いてみます。
まず最初に順位の状況からして、役満を上がるよりも多少安くても上がりの速度を高める方が優先順位が高いのは言うまでもありません。問題はドラ表示牌の5Pでダマテンで待っていたとして、山に5Pがあるのは最大3枚であり、かつドラと順子を作るキーパイでもあり、他家から5Pがこぼれる確率ってどれくらいあるのかということですね。
麻雀は言うまでもなく聴牌の速度を競う競技ではありません。ハギーの5p待ち5200聴牌は役満イーシャンテンを犠牲にしてでも、素早く上がれる形になっていたかと問われたら、NOだと言わざる得ないでしょう。
逆に言えば3Pではなく6p重なりであれば文句なしに両面待ちの白切りの一手であったと思います。しかし実際は3P重なりであった。
これらを総合的に勘案してどう判断するのが正着であるのか?
個人戦であれば聴牌取らずの大三元狙いをしたが、団体戦だからスピードを重視して聴牌を取ったのだというハギー擁護論には少々無理があります。
なぜなら5p待ちは全くスピードを重視した聴牌になっていないからです。
ここから当noteのメインテーマでもあるパラドキシカルなロジックについてサイクロイド曲線の話も挟みつつ話をしていきます。返金はいつでも受け付けるのでどうか気楽にお読みいただければ幸いです。
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