見出し画像

Mリーグ 雷電ハギーの大三元逃しに見るパラドキシカルなロジックとは?

さて今回はハギーの大三元逃しについて軽く話をしてみたいと思います。ヤフコメなどを覗いても大勢は擁護する見方でありこのnoteは違うとは思いますが、一応書いてみます。

まず最初に順位の状況からして、役満を上がるよりも多少安くても上がりの速度を高める方が優先順位が高いのは言うまでもありません。問題はドラ表示牌の5Pでダマテンで待っていたとして、山に5Pがあるのは最大3枚であり、かつドラと順子を作るキーパイでもあり、他家から5Pがこぼれる確率ってどれくらいあるのかということですね


麻雀は言うまでもなく聴牌の速度を競う競技ではありません。ハギーの5p待ち5200聴牌は役満イーシャンテンを犠牲にしてでも、素早く上がれる形になっていたかと問われたら、NOだと言わざる得ないでしょう。

逆に言えば3Pではなく6p重なりであれば文句なしに両面待ちの白切りの一手であったと思います。しかし実際は3P重なりであった。

であるならば、1シャンテンを維持しつつ6pを切り、25pの両面チーもしくは3pポン仕掛け聴牌も視野に(5pが亜樹からこぼれる可能性は極めて低いでしょうが)白単騎の小三元狙いであれば上がりスピードとしては、發や中を鳴いていない状況では5P待ちと大差はないかもしれない。それだけでなく点数が確実に上がる。

發や中が手配の中に暗刻になっている蓋然性としては、他家から見れば当然萩原を含む3家のいずれかに分散していると考える方が一般的に高い。それを發も中も一枚も出ていないから即ヤミテンの大三元聴牌が入っている結び付けるには余りに恣意的であり神目線が過ぎるというものです

白を自模って聴牌なら最大、大三元も見える手ではあったわけですね。

これらを総合的に勘案してどう判断するのが正着であるのか?

個人戦であれば聴牌取らずの大三元狙いをしたが、団体戦だからスピードを重視して聴牌を取ったのだというハギー擁護論には少々無理があります。

なぜなら5p待ちは全くスピードを重視した聴牌になっていないからです。

ここから当noteのメインテーマでもあるパラドキシカルなロジックについてサイクロイド曲線の話も挟みつつ話をしていきます。返金はいつでも受け付けるのでどうか気楽にお読みいただければ幸いです。

ここから先は

1,295字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?