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ドット絵の描き方

こんにちは、デザイナーのKです。

まずドット絵とは、キャラクターであれば32×32ピクセルや64×64ピクセルなどで作画されており、3Dになる前の90年代のゲームではドット絵が中心でした。
最近ではピクセルアートなどとも呼ばれ、ひとつのアートスタイルとして楽しまれていたりするようです。

それでは、ドット絵作りの流れを書いていきます。


使用ツール

今回は「Photoshop」とマウスで作画していますが「CLIP STUDIO PAINT」とタブレットなど作画しやすい物で大丈夫です。
ドットゲームの制作では「EDGE」を使用したりします。

今回は「Photoshop」のペンツールを使用しています。

Vtuberをドット絵で描いてみる

「バイキング公式Vtuberの波浪ヒカリ」のドット化をしてみます!
今回は本格的なゲーム制作ではないので
だいたい64ピクセル以内、16色くらいで描いています。
今回は帽子の作成を段階を追って説明します。

ベタ塗り
アンチエイリアスなしで作画します。
カゲ塗り
影は1段階程度で中央を明るくしています。
デティール
細かなパーツを作画していきます。
ハイライト
細かなハイライトを追加します。
これで帽子が完成しました!
キャラクターも同じ様に作画します
こちらが完成した全体像になります。
皆さんも好きなVtuberさんをドット絵で描いてみましょう!

ドット絵の細かな技法

ドット絵を描く時に使える基本的な3つの技法を説明します。

1.ドットの角が目立つ時に中間色を置き滑らかにする方法

中間色(アンチエイリアス)なしの状態
1ドットのみ中間色をいれた状態
さらに1ドット薄い中間色を入れた状態
シャープなドット絵を目指す場合は中間色をあまり入れない選択もあります。


2.ドット数が少ない時に1ドット線をさらに細くする方法

線自体の色を薄くする事で細い線にみせる事ができます。


3.色数が少ない時などで中間の色を作る方法

交互にドットを配置する事で中間の色を作成できます。
ドットのタッチとして色数が足りていても使用する場合もあります。

参考になるドット絵ゲームの紹介

今回はPCエンジン,メガドライブ,スーパーファミコンが出そろった91年から、プレイステーション,セガサターンなどの3Dゲームハードが出始めた94年までのドット絵ゲームを紹介したいと思います。

ドット絵技術の成熟期のゲームはドット絵作画の参考になると思います。
現在もミニハードやアーカイブスなどで遊べる物も多いと思うので、興味がある方は是非遊んでみてください!


ゼルダの伝説 神々のトライフォース 1991年
 
現在はニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンなどで遊べます。


天外魔境II 卍MARU 1992年
現在はPCエンジンminなどで遊べます。


ラストリゾート 1992年

現在はNintendo SwitchなどのアケアカNEOGEOで遊べます。


海底大戦争 1993年

現在はNintendo Switchなどのアーケードアーカイブスで遊べます。


ヴァンパイア 1994年

現在はNintendo SwitchなどのCapcom Arcade 2nd Stadiumなどで遊べます。


MOTHER2 ギーグの逆襲 1994年
現在はNintendo Switch Onlineで遊べます。

91年~94年ではその他にも
ストリートファイターII (1991年)
伝説のオウガバトル(1993年)
ファイナルファンタジーVI(1994年)
THE KING OF FIGHTERS'94(1994年)
ストーリー オブ トア ~光を継ぐ者~(1994年)
エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム(1994年)
その他紹介しきれない魅力的なゲームが沢山あります!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ドット絵に興味を持っていただけた方は是非描いてみたりドット絵のゲームも遊んでいただければと思います。