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生ごみコンポスター「キエーロ」のススメ

家庭で出る生ごみは、大半が燃えるゴミとして焼却処分されているのだそうです。しかし、生ごみは水分を多量に含んでいるため、焼却には余計なエネルギーが必要で石油の消費量が増加してしまうとか。

生ごみを加熱して乾燥させる装置もありますね。でもゴミのためにエネルギーを使用していては、なんだか本末転倒のような気もします・・・

私は一軒家に住んだら、生ごみ用コンポスターを使ってみたいと思っていました。でも一般的な生ごみコンポスターって、蓋開けると臭い匂いが漂い、蝿や虫が大量発生しそう。蓋を開けるのが嫌になって、使わなくなってしまうかも。

そんな時、下記のキエーロというコンポスターを発見し、これだ!!と思い早速作ってみることにしました。


キエーロコンポスターの特徴

  • 黒土に生ごみを埋めることで匂いや虫の発生を防ぐ

  • 蓋を透明ポリカ波板とすることで、日光の熱で生ごみ乾燥し、分解を促進

  • 蓋を斜めに取り付けてわざと隙間を作り通気性を良くして、湿気や匂いがたまるのを防ぐ

我が家のキエーロ

これが我が家のキエーロです。ちゃんとした図面がなかったので、構造を推定し適当にホームセンターで材料買ってきて自作しました。塗装は贅沢にもキシラデコールです。我が家の外壁板に色を合わせました。

本当は断熱材を内部に貼るのだそうですが、シロアリが発生したら嫌だし冬はどうせ使わないと諦めて無断熱仕様にしました。

底板はなく、地面に直接おいています。地面にいるバクテリアに生ごみを分解してもらう、というコンセプトです。

内部に黒土を入れるのですが、黒土がホームセンターに数袋しか置いてなくて足りませんでした。しかも高い・・・土のくせに。そんなある日、町内会の一斉清掃の時に、家の周りの側溝に溜まった土を土嚢袋に集めていたのですが、触ってみると黒土そっくりな質感。「これはコンポストに使えるのでは!?」と思い、こっそり分けてもらいました。そんな訳で、コンポスター内の土の約半分は側溝で拾ったものです。


キエーロの使い方


キエーロの使い方にはコツが要ります。

  1. キエーロに捨てる生ごみ専用の容器を用意(我が家では100均の蓋付バケツを使用)し、ある程度溜まってから捨てる

  2. 生ごみを埋めるための穴をほる(深めに)。

  3. 掘った穴に生ごみを投入する。水で容器をすすいで生ゴミにかける。

  4. 大きいスコップで生ごみを切り刻む様に土と混ぜる(我が家では安心の金象印のスコップを使用)

  5. 土を被せて完全に生ごみが見えなくなるように埋める。しっかり埋めないと、虫が湧きます・・・

私はこの作業が楽しいので苦ではありませんが、上記がめんどうという人には向きません・・・。

使い始めて約3年になりますが、なかなかいい感じ。蓋を開けると匂いはちょっとするけど、ほとんど気になりません。夏なら生ごみはすぐに分解します。ただ、寒い時期は分解が遅く匂いが気になってしまいますので、霜が降りたら、もう使用しません。正月の生ごみ回収が休みになる時期に野菜クズを捨てるくらいです。。

本来、肉でも魚でも問題なく分解できるのですが、我が家では野菜クズやコーヒーの粉、天ぷら油だけを捨てることにしました。捨てるのが野菜だけなら、家庭菜園の肥料としても使えますしね。

また、虫は少ないですが小蝿が発生することは避けられませんので、玄関の近くに設置することはお勧めしません。冬場は何回かネズミに穴を掘られたこともあります・・・。

生ごみ処理コンポスターを匂いや虫を気にせず、安価に実現できて満足しています。

生ごみ削減のため、皆さんもコンポスターを検討してみてはいかがでしょうか。太陽光を使って、ゴミを分解しましょう!我が家は太陽光発電パネルは付けていませんが、生ごみ処理装置だけは太陽光を利用しています!(笑)

また読んでくださいね。


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