311
3月11日、その日が10年の節目をむかえた。
今日は起きたら涙が出ていた。
夢をみていたけど、中身は思い出せない、悲しかった気がする。
いつもはこんな起き方しないから不思議だ。
10年前は高校生で、サッカーと音楽にしか興味がなかった。
同級生の奴らがどっかで受験の講習をしてたらしい"あの瞬間"の時は家で韓国ドラマの再放送をみてたっけな。
内陸部だったから、停電も3日くらいでなんとかなった気がする、でも海の奴らは...?
「デッケェ地震だっ」くらいの感想だったはずが、全てをのみこむ津波の映像と、無残にも増え続ける死者行方不明者の数が感情をドン底に突き落とす。
(思い出すのはまだしんどいね。。)
全部、悪い夢なんだったらどれほどよかったか、絶望って言葉だけじゃ足りないような現実があった。
それでも希望があって、当時夢中になって聴いていた"バンド"が行動をおこしていた。
検索すればなにがあったかわかるから書かないけど、パンクスのミュージシャン達が起こした"奇跡"を目の当たりにして、"音楽のもつ力"の素晴らしさを知った。
彼らのカッコいい姿に憧れて、音楽に救われて、自分がやりたいことがわかったのがあの時だ。
瓦礫の上にライブハウスを作ってくれて、ライブハウスに行ったこともなかったくせに、ライブハウスで働きたいと思ってたら、今年でライブハウス8年目。
春ねむりっていうミュージシャンは、たまたま震災の話をしたときに泣いて聞いてくれて、心底優しい人だと思った。ライブハウスで出会った人達は人間味があって、愛に溢れた奴らばっかりだ。
今の自分があるのは、あの日がきっかけだけど、震災なんてない方がよかったに決まっている。苦しんでる人だってまだ沢山いる。
それでも人と人とが繋がって、あたりまえに助け合うことの大切さと素晴らしさを知って、伝えていかないといけない思う、忘れちゃならない。
10年目の3月11日、ELLEGARDENが福島でサプライズライブをしたらしい。
「約束を果たしに来た。」
素敵すぎる。
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