モノクロの世界も好きだけど
この記事は「伝え上手になるために必要な13のこと」シリーズ(⇣これ)番外編。
伝え上手になりたい!と思ったあなたへ
ここまで、いくつかの項目に分けて必要な心構えや、やっていかなければならないトライアンドエラー、それに付随した考え方や実践の仕方などを紹介してきたわけだけど
実践の中で持っておくと役に立つ
「視点」において
追加でイメージしてもらいたい世界観というのがあるのね。
それは、モノクロの世界というもの。
そう、白黒。
というのも、相手の心の中や頭の中なんてのは、未知なわけで。
そこを少しでも慮(おもんばか)れるようになると、あの手この手のアプローチというより、的を射た投げかけの精度が上がってくるとも述べてきた。
持っておいてほしい視点というのは、家族であろうと旧知の仲であろうと、相手は「自分とは違う人間なのだ」といった大前提から成る
お手上げスタンス。
さらに、そこから究極を知る道があるらしいと知っておくだけの
明るい諦めモード。
この視点から見える景色においての究極というのが
「モノクロの世界」
具体的にイメージするとすれば、写真が妥当かなと思う。
スマホで撮った写真を、加工したりしたことはある?
その時、彩度を変えてみたり、色味を変えてみたり
調整しているうちに分からなくなって
モノクロで仕上げる、という結果に至ったことがある人には分かりやすいかもしれない。
これをここでは、究極としてるのね。
インテリアとかも、モノクロで揃えると単純に統一感が出て全体が締まるというのは代表的な例。
白黒つけるという意味ではなく
モノクロの世界というのは、煮詰まった時に到達する
最後の逃げ場、あるいは、究極の世界と言えるわけ。
例えば写真で、モノクロ仕上げの作品を見極めるとき
その中の濃淡や、登場人物、抽象物、それらの要素を凌駕する構図、切り取り方におけるカメラマンの心情を読み取る。
そこに反映された世界は、モノクロという、シンプルであるが故に最も探求者にとって到達し難い世界。
お伝えにおいて、白黒つけるかどうかという話に発展することは何ら珍しくない。
シンプルに決着をつけたがるものだけど
今の写真の話から
そもそも何においても白黒つけるということ、モノクロの世界の難しさを少し理解してもらえたらと思う。
そうすると、正義か悪かというような世界は、結果的に存在し得ないということもわかってくるはずだし、どこかで無理が出るもの。
そういう分かりやすく要約した、あるいは崇高な世界も知っておいた上で
そっちも好きだけど、まずは平たく誰にとってもイメージしやすく、互いに歩み寄りがし易いであろう
「極彩色の世界」、多様性を認めるような開かれたお伝えにしとこうか^^という明るい諦めが肝心。
極彩色の世界については、前回
ここで少し触れてるから読んでみて^^
この世界観に通じる考え方として、古来からある「森羅万象」という事象についてもさらって、伝え方に幅を持たせたい。
「伝え上手になるために必要な13のこと」で改めて書くのでお楽しみに^^
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