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時をかけるアラサー

どうもこんにちは、びゃくやです。
noteでは創作の文章をメインに書いていて、音楽が好きなのでたま〜にライブレポートのようなものをこさえるなどしています。
本日はちょっと趣向を変えてブログのような記事を書きます。
夜見るほうの「夢」の話をします。

突然ですが、私は昔から夜中の歯ぎしり(歯の食いしばり)がひどいです。
歯ぎしりというのは、精神的な緊張やストレスで起こりやすいとどこかで聞いたことがあります。
しかもこれやってると顔が大きくなるとも言われているらしくて。嫌な思いをすればするほどフェイスラインまで張ってくるってどういう悪のループだよ。もう人生つらいことばかりです。
それが関係しているのかは分かりませんが、疲れている時にかなりの頻度で「歯が欠けたり抜け落ちたりする夢」を見ます。

これが毎回めちゃくちゃリアルで、ひどい時は音を立てて歯が砕け散ったり全体の1/3くらいがごっそり取れたりするんですよ。
死ぬ夢も何回か見たことがあるんですが、それの比じゃないくらいの恐怖感。
「明日からどうやって生きていけばいいんだ…?いきなり歯全然無いんだけど…」という、続くであろう未来への深刻すぎる不安を抱いたまま目を覚ますのが常。
夢だって分かったときの安心感はものすごいです。
本当に二度と見たくない夢不動のNo.1です。もう何十回どころの騒ぎじゃなく見ていますが。

しかし、このところあんまり見てないんですよね。歯の夢。
ストレスや疲れが全然なくなったかと言われるとそういうわけでもなく。
もともと自己肯定感が低めに設定された人間なので、例え外界からのストレスが全く無かったと仮定しても何かしら一つは自分のことで悩んでいることがデフォ。
最近見た夢を思い返していると、あることに気がつきました。

毎日夢を見るわけではないんですが、「自分にとって大切な人に会う夢」が数回連続しているんです。
鮮明に覚えている直近の2回は、
・めっちゃ好きだった人に数年ぶりに偶然再会する
・離れて暮らしている家族が突然訪ねてきて一緒におしゃれなカフェでお茶をする
という内容。
どちらも目覚めてから現実でないことに大絶望しました。だけど、また見たいとは思えませんでした。
何故なら現実に不可能な事だから。
この先しばらく、いくら会いたくても誰にも会えないのだから。自由に外に出られない。

(しかし夢というのは思っていたより正直なんですね。そのメカニズムは未だにあんまり解明されていないらしいんですが、疲れがピークの時を狙って現実を如実に出してくる。少なくとも私という生物においては。)

この世界史においてもかなり特殊な状況下において、身体と精神のどっちが先にくたばるか。そもそも誰もそんな競争したくない。
ただ自分の中でいくつか分かってきたことがあるので、未来の自分が忘れないためにもいくつかここに書いておこうと思います。

・孤独だとばかり思っていたが、いざ誰にも会えなくなると会いたい人が何人もいる。
・個々の本当の人間性は非常事態の際に浮き彫りになる。他の人を思いやる気持ちを大切に、ありがとうと感じたことは言葉にする。
・外の世界では何だかんだでお金がかかっていた。家の中でできることは思っていたよりローコストかつバリエーションがあるし、心静かに物思いにふける時間も精神衛生上悪くない。
・一日一日をできるだけ有意義に使って生きていきたいと思った。ただし無理はよくない。

あら、もう夜遅いな。
とりあえず歯の夢は見ませんように。いま会いたい誰か、いま会えなくていいのでいつか事態が収束したらすぐ行く。走って行く。
未来で待ってて。どうか、元気で待ってて。