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ピンクで辿り着いた答え

今日は義母の3回忌。
2年前の1月に他界したので、随分と時期をずらして行った。

お寺さんで法要とお墓参り、そして会食をするので、義母の遺影を持参した。お寺さんに早く到着したので、待合室のテーブルに遺影を置き、いい表情の義母をしばらく眺めていた。

ふと義母の薄ピンクのジャケットに目がいき、は!っとした。

義母は、ピンクが好きであった。だから、優しいピンク色の棺にしようと、主人と選んだのである。
他界する少し前に、主人はピンクのカシミアのカーディガンを義母にプレゼントする為に用意していたが、それを渡すこともできなかった(後に、義母のお姉さんにあたる叔母に、事情とともに良かったら…と渡していた)

憶えていたつもりだったのに、義母のピンク好きを、私は忘れていた。大切な想いの詰まった色なのに。

今日思い出させる為の今までの出来事だったのだろうか…

お義母さん、もう忘れないからね。
優しい穏やかな表情で、ずっと過ごしていてね。

今日は、母の日。
この日だったのも、きっと意味があったんだと今は思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

by705 ˃̶͈̀ ꇴ ˂̶͈́

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