ムール貝 解禁！
復活祭から3か月、いよいよベルギーのムール貝シーズンが始まりました。
ベルギーで消費されるムール貝の主な漁獲地・オランダ・ゼーラント州では乱獲を防ぎ、稚貝の成長を待つために、復活祭から3か月間は禁漁となるのです。だからその間、ムール貝は食べられません（ベルギーでも観光客向けのレストランなんかでは、5月・6月にもムール貝料理を出していますが、それらはフランス・ノルマンディー産でサイズが小さいんですよね）。
そんなゼーラント産のムール貝がいよいよ解禁になったので、今日の夕食にさっそく白ワイン蒸しを作りました。
今の時期の貝は、身がプリップリで美味しいのなんの。
しばしばムール貝シーズンは「Rのつく月」なんて言われますが、実はそれは高速・冷蔵輸送の技術がなかった時代の話なんですね。産地で水揚げされた貝が翌日にはブリュッセルで買える現代、ムール貝が最高に美味しいのは解禁直後の数か月なんです。Rがつく月でも11月ごろになると、身が縮んでパサパサした貝が混じるようになってきて、もう最盛期は過ぎたな～って感じになってきます。
というわけで皆さん。
ベルギーに来てムール貝を食べるなら夏ですよ、夏！