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なんでもないしどうでもよくもないけど好きか嫌いかにすぎない(2013年『なんとなく、クリティック』1)

浅野いにおは個性がはっきりしていてブレがない。浅野を語ろうとすれば「モラトリアム」「青春」「自意識」「中二病」「セカイ系」「リアル」といった言葉の文化圏から普通は逃げられない。それこそが作者の個性だからだ。ファンが好きな部分はそこだろうし、嫌いな読者が嫌いな部分もそこだろう。だから好意的に語ろうが否定的に語ろうが、最終的にたどり着くのは浅野の個性の表出に他ならない。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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