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今、マンガのデザインは「燃え/萌え」を、 デザインが増幅させ演出する時代に突入した。(2015年『カルチャーブロス』vol.1)

10月に『まんがの装丁屋さん』(小石川ふに)という四コマの単行本が出て、専門系/職業モノのマンガもついにここまで来たか……と唸ってしまった。編集者や書店員、デザイナーなど出版業界を題材にしたマンガはこれまでにもあった。しかし「まんがの」と限定して成立してしまうほど「マンガのデザイン」の存在感が急上昇中だということを、このマンガは示している。

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そう、ここ数年、マンガのデザインには勢いがある。「いやいや、昔からマンガのデザインは目立ってたでしょ」というのも間違いではない。しかし、最近のマンガのデザインは、これまでのマンガのデザインとはちょっとちがうものだ。では一体、何がちがうのか?

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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