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雑談:日本のロックもたまに聴く

たまには渋谷系以外の日本の音楽を紹介していきたいと思います。オルタナティヴとか、ビジュアル系とか。マジで好きな曲だけ。

LOVE LIVE LIFE+1「love will make a better you」(1971)

これはライブバージョン(1971年3月31日@日生劇場。布施明『世界に羽ばたく布施明』収録)が気に入ってるのでリンクはそちらで。ラヴ・リヴ・ライフはスタジオミュージシャンが中心となったセッション・バンドで、柳田ヒロ、水谷公生、チト河内などが参加しているインプロ多めのジャズ・ロック。1stアルバムはヴォーカリストに+1として布施明が参加しているのがポイントで、当時の声量も技術もない凡百のロック・ヴォーカリスト達とは違う、「歌手」としてロックを歌っている技術力の高さが聞き所。「Love will~」のサウンドはSly & The Family Stone「I Want to Take You Higher」みたいなものですが、黒いグルーヴはまるでないけども、ロックのダイナミズムというのが表現されている!と思います。

連続射殺魔「Love Song's Love」(1983)

連続射殺魔は和田哲郎のグループで、和田はのち琴桃川凛名義でも活動します。これはもとは1stデモテープに入っていた曲らしいですが、1983年に出たアントニオ猪木をコンセプトとしたオムニバスLP『突然卍がため』の1曲目(TIGER SIDE)に再編集して収録されました。ワタシは2003年に出たベスト盤で初めて聴きましたが、こんな強烈にカッコいいロックバンドがこの世にいたの!?という驚きと興奮でしばらくリピートしっぱなしでした。めちゃくちゃテンション高いギターリフが7/8拍子で駆け登る、最高のロックサウンド。日本で一番カッコいいロックは?と言われたら、これをあげると思います。なお町田町蔵のソロアルバム用にこの曲を提供したものの、喧嘩別れして結局使われなかった録音というのがあるようです。聴きたい……。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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