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第三章:シーン再編[1981](NYLON100%)

インタビュー部分は掲載許諾を得ていないので省略しております。本文のみで、不完全です。本の雰囲気だけ知りたい方向け。


■一九八一、シーン再編と拡散

【一九八一年の100%プロジェクト】

レコード・リリース、ライブ企画、『宝島』の連載と、大きな動きが続いた八〇年に比べ、八一年の100%プロジェクトの仕事は表向きには地味なものだった。レコードが結局8・1/2一枚でリリースが終わったことは既に述べたが、「ナイロン100%デー(100%プロジェクトデー)」が八〇年一杯で終了し、再びライブもナイロン店内での単発的な企画のみとなる。『宝島』の連載ページに忙殺されるようになったことが大きいようだが、中村は同時期に久保田慎吾のプライスにマネージャー/プロデューサーとして深く関わるようになって、そちらに集中しはじめたようでもある。プライスは八〇年八月にアルファ・レコードと契約、高橋ユキヒロのプロデュースで八一年にデビューする予定が進んでいたのだ。

【ニューウェイヴとテクノポップ】

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5,089字
2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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