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アカツカの履歴書・その他の活動(2008年『赤塚不二夫 KAWADE夢ムック』)

六〇年代から八〇年代にかけて、日本のマンガ家のイメージをがらりと変えた「マンガ以外のことをするマンガ家」といえば、手塚治虫を除けば、その筆頭として赤塚の名があげられるだろう。別ページで触れられている芸能プロ、雑誌編集、レーシング・チームなど、(どれも失敗しているが)普通のマンガ家のイメージからは離れたものに手を出しているのは、マンガが一般に認知されるようになったことで、マンガ家が絵を描くこと以外の仕事をしても奇異の目で見られなくなった、マンガ家の社会的地位が向上した時代的な背景も大きい。ここでは赤塚のマンガ以外の活動を中心に見ていくが、なにぶん飽きっぽいのか、どれも数年以内に打ち上げ花火のように終わっていくものがほとんどで、活動形態が不確かなものが少なくないのをご了承頂きたい。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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