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雑談:「ゴッド・スピード・ユー!」にこめられた意味

映画『ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー』、皆さんご存知だと思います。いや、映画本編は観たことがなくても、そういう映画が存在するという話くらいは知ってると思います。当時の本物の暴走族=ブラック・エンペラーが出演した暴走ドキュメンタリー。1976年公開、柳町光男・監督。

カナダに同名のバンドがいて、そこからたどり着いた人も多いと思います。

この映画を観たことがない人向けのトリビアとしてはですね、挿入歌が南正人「トレイン・ブルー」とザ・モップス「なむまいだあ」、エンディングが久保田麻琴&夕焼け楽団「夕焼けブルース」なんですよ。こんな暴走族映画なのにキャロル&クールス&外道とかじゃないんです。南正人の曲の演奏なんて細野靖臣&林立夫参加だし……。普通に1970年代のセンスいい音楽好きらしい選曲じゃないですか?

ザ・モップス『雨』、南正人『回帰線』、久保田麻琴と夕焼け楽団『サンセット・ギャング』

なんといいますか、この「映画観に来る客が好きそうな音楽」と「実際に映画に使われてる曲」のちょっとしたズレは、石井聰亙監督の映画『狂い咲きサンダーロード』の主題歌のメインがTHE MODSじゃなくて泉谷しげるっていうのと、なんとなく似てる気がします。

その話ではなかった。今回はタイトルの話。

『ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー』っていう映画のタイトルがもう本当にかっこよすぎて、個人的には映像観る前から名作決定扱いしてたほどですが、この「ゴッド・スピード・ユー」って何??って最初思いませんでした? 今でこそネットで検索すれば意味が出てくるわけですが、最初このタイトル見た時、言葉の微妙な意味のとれなさ……、知ってる単語しかないのに、それが示す意味がわからん、となったのを覚えています。いかにも造語っぽいのに、昔からある言葉だったのを知ったときの驚き。

で、さっき届いた1976年の古雑誌をめくってたら、たまたま柳町光男監督のインタビューが載っていて、そこでこの言葉について聞いてる箇所があったんですよ! やったー。言葉の単純な意味よりも、監督が言葉にこめた意味が知りたかった自分としては、ようやく答え合わせができたような気持ち。

で、そこで何が話されていたか? 以下、Fが質問者、Yが監督です。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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