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RIP SKV

G.I.S.M.の横山SAKEVIさんが亡くなった、という情報がTwitterを駆け巡っていて、予想していなかったので戸惑いました。最初はデマだと思いつつ、旧友といえそうな立場の人が何人も書いていて、本当なんだろう、と思い始めた時に公式発表があり、なんとも言えない気持ちになりました。

日本のハードコアパンクの代表的バンドとしてG.I.S.M.の評価は定着していますが、自分にとってはG.I.S.M.は音楽ジャケットの「デザイン」で衝撃を受けた体験のかなり初期の事例でした。デザインの力で所有欲を掻き立てられたジャケットとしては、フリッパーズ・ギター『恋とマシンガン』のシングルとG.I.S.M.『M.A.N.』のアルバムは個人的に大きな存在です。

G.I.S.M.について詳しい人は多いと思うのですが、ここで一度その歩みを振り返ってみましょう。とりあえず1980年代で。

だから結論から言っちゃえば、反戦反核平和を行うために我々は暴力を否定していいのか、ていう事なんですよ。

『Fool's Mate』No.47/1985年7・8月号p67「SAKEVI Interview」より

G.I.S.M.以前

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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